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本作はドラマ「リカ」「リカ~リバース~」に続く劇場版。運命の男性だと思った相手を手に入れるためなら手段を選ばない雨宮リカが、狂気のストーカーと化すさまが描かれる。高岡がリカ、市原がマッチングアプリでリカをおびき出そうとする刑事・奥山次郎を演じた。
高岡は「深夜ドラマから始まったときは、映画になるとはみじんも思ってませんでした」と挨拶し、ドラマのオファーを「サイコパスな役というのはハードルが高くて、あまり好んでやりたい役ではなかったです」と笑いながら振り返る。「一番ネックになったのは、『雨宮リカ、28歳です』というセリフ」と話し、「普段は口に出さないようなセリフ……『死』とか『死ねばいいのに』なんて言葉もいっぱい台本の中にちりばめてあったので、本当に心配でした」と当時の心境を吐露。「でもこんなに視聴者の方に支持、共感されたのはうれしいです。今は楽しくてしょうがないですね」と役を楽しんだ様子を見せる。
そんな高岡が演じたリカと対峙した市原は「リカは一見猟奇的にも見えるんですが、非常に普遍的。人間の根っこにある感情を擬人化したような人です。理性や協調性といったものを外して衝動的に訴え掛けてくるリカの姿は魅力的でしたし、それに奥山は惹かれてしまったんですよね」と語る。そして「もうこれは“リカ”というジャンルの作品なんです」と言うと、高岡も「そうなんです!」と間髪入れずに同意した。
また市原が「どうしてリカのような人間が生まれたのか。リカは罪を償わなければならないと思うけど、僕には彼女を責め続けることができなかった」と漏らすと、高岡は「え! リカ悪いことしてないもん!……とリカだったら思っていますね」とリカの思いを伝えて市原を笑わせる。
劇中では、スパイダーマンのようなワイヤーアクションをリカが繰り広げる場面も。撮影をそばで見ていたという内田は「高岡さんが美しく飛ばれていて、現場のみんなで『ハッ!』となりました。あの興奮は忘れられないです」と華麗な動きをたたえた。また佐々木が「試写を観て、これは怖かっただろうなと思いました」と言うと、高岡は「監督に2~3mくらいしか上に飛ばさないから大丈夫と言われていました。実際飛んでみたら恐怖心より楽しさが勝ったんですが、あとから聞いたら5~6m飛んでいたって……」と松木を見やる。これを受けて松木は「早紀さんがどんどん飛ぶのでどんどん高くなって、まさかあんなに飛ぶとは思わなかったんです」と説明しつつ、「スタントの方もいましたが、かなりの部分を演じられて」と高岡をねぎらった。
最後には、食事の際どの皿から手を付けるかで“隠れリカ度”が判定できる心理テストを実施。リカ度100%に当てはまってしまった高岡と佐々木は顔を見合わせて大笑いした。
「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」は、6月18日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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高岡早紀がアクションで5m飛ぶ、市原隼人「これは“リカ”というジャンル」と断言(写真16枚)
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