芳根京子が祝杯挙げる、パーティ捉えた「Arc アーク」本編映像

「Arc アーク」の本編映像の一部がYouTubeで公開された。

SF作家ケン・リュウの短編小説「円弧（アーク）」を、「愚行録」「蜜蜂と遠雷」の石川慶が映画化した本作。不老不死の処置によって30歳の体で永遠に生きていくことになったリナを芳根京子が演じ、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、風吹ジュン、小林薫らがキャストに名を連ねた。

このたび解禁されたのは、リナが所属するエターニティ社の年越しパーティのシーン。寺島演じる師・エマから会社を受け継いだリナが祝杯を挙げるさまが捉えられた。会場の中央には、遺体を美しいまま保存するプラスティネーションの技術で生み出された“ボディーワークス”を確認できる。

本作の美術は「蜜蜂と遠雷」「ミッドナイトスワン」の我妻弘之が手がけた。我妻はこのパーティシーンについて「映画全体の中でも唯一無二の華やかな空間になるように心掛けましたが、装飾品は飾らずシンプルに三体によるボディワークスがギャラリーの中で強調されるように意識しました」とコメント。ボディワークスはティム・バートンの世界観を参考にしたといい、「師であるエマからバトンを渡されたリナによる、アート性、メッセージ性が強く斬新なボディワークス作品を表現したいと思いました」と述べている。

「Arc アーク」は6月25日より全国でロードショー。