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西加奈子の同名小説を、STUDIO4℃制作で劇場アニメ化した本作。漁港の船に住む母娘・肉子ちゃんとキクコに訪れる奇跡が描かれる。さんまは開口一番「こないだ、おいでやすこがのこがけんから『プロデューサーが前に出る映画は絶対面白くない』と言われたんで、今日は控えめに行かせていただきます」と宣言。しかし、続くキャストたちの挨拶で茶々を入れずにはいられないさんまに、花江や下野から「さんまさん、控えめに控えめに!」とツッコミが入った。
ファンから募集した質問に答えるQ&Aで、演じたキャラクターとの共通点を尋ねられたキクコ役のCocomiは、「独り言が多いという点が似てるかなと。すっごく多いんです」とはにかみながら回答。するとさんまは「妹のKoki,さんが原作を読んで、お姉ちゃんにそっくりだと思ったらしいです」と補足する。
次に花江が役との共通点を話そうとすると、下野が「変顔するとこですかね」と代わりに答え、花江は「そんなことしたことない! 僕の何を知ってるんですか!?」と制止。そして、自身が演じた二宮について「僕も普段は声が小さいんですよ。二宮もキャラの中で一番声が小さいくらいボソボソしゃべっているので、すごくやりやすかったですね」と語ると、さんまは「プロデューサーとしては炭治郎でやってほしかったけどね!」と「鬼滅の刃」と絡ませた発言をし、花江を慌てさせた。
トカゲとヤモリの声を担当した下野は、頭を抱えながら「個人的にはトカゲかな? ちょろちょろっと焦っている感じが似てるかも」と苦しまぎれにコメント。オファーの経緯を「もっと大きな役をやってほしかったんですが、『さんまのまんま』で僕も出たいって言ってたんでこうなりました」とさんまが明かすと、下野は「知人から『さんまのまんま』で受かるんだ!って爆笑されました」と苦笑する。また、キクコの同級生・マリア役の石井が「そばかすがあるところと、髪の毛です」と発言すると、登壇者たちは「かわいいー!」と思わず顔をほころばせた。
渡辺が「最高のキャスティングでした。使ってないテイクもあるので、余力があったら何かの特典にしたい」と伝えると、さんまは「まだできあがってないときは監督が1人で全部声を入れてたんですよ。必見です」と裏話を披露。「それはいじらなくていいです」と照れる渡辺に、さんまは「大竹(しのぶ)さんがすごく感心してらっしゃいました」と追い打ちをかけるが、渡辺が「お優しい方ですもんね」と返答すると、さんまは「優しくないですよ!」と苦い顔で言い放ち、場内に笑いを起こす。そのほかイベントでは、西がさんまに送った手紙をMCが代読する場面も。ラストには、鏡開きによって公開が祝われた。
「漁港の肉子ちゃん」は全国で公開中。
※Koki,のoはマクロンを付けたラテン文字が正式表記
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