大島優子は「明日の食卓」の“隠れたMVP”、瀬々敬久が称賛

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明日の食卓」の公開記念トークイベントが本日6月12日に東京・池袋HUMAXシネマズで行われ、キャストの大島優子、監督を務めた瀬々敬久が登壇した。

「明日の食卓」公開記念トークイベントの様子。左から大島優子、瀬々敬久。

「明日の食卓」公開記念トークイベントの様子。左から大島優子、瀬々敬久。

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「明日の食卓」ビジュアル

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椰月美智子の同名小説を実写化した本作は「石橋ユウ」という名前の息子を育てる3人の母親を軸にした物語。菅野美穂がフリーライターの石橋留美子、高畑充希がシングルマザーの石橋加奈、尾野真千子が専業主婦の石橋あすみを演じた。大島は“第四の母”という役どころで物語の重要な鍵を握る女性・耀子(ようこ)に扮している。

大島優子

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「明日の食卓」

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この日、有楽町の映画館で本作を鑑賞してからイベントに臨んだという大島は「三者三様のお母さんと家庭。私は父子家庭で育ったので、父親と長い時間ずっと一緒にいるんですけど。私の母親ってどんなだったっけ?と思い出したんですよね」と述懐。「3人(菅野、高畑、尾野)のお芝居がヒートアップして、どんどん目つきが変わっていく。でも怒ってるときも、仕事や子供の学校に向かうときも母親像は全員違っていて。改めて自分の母親にもこういう瞬間があったんだろうなと思い返してました」と続けた。

大島優子

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大島のWikipediaを読んだという瀬々は「母親から子役を勧められたって書いてあったけど」と指摘。瀬々の「その頃から俳優になりたいと思ってたの?」という質問に、大島は「思ってないです、まったく。大人に囲まれて『かわいい、かわいい』と言われるのが楽しかった」と笑みをこぼす。「アイドルは天職だった?」という直球の質問には「天職だと思ってました」と率直に回答。「逆に女優業は天職じゃないかも(笑)。アイドルのほうが天職だったかもしれないんですけど、続けるエネルギーを維持するのがすごく難しい。女優は作品ごとにエネルギーチャージできるから、チャレンジし続けていきたいと思ってます」と語った。

「明日の食卓」より、大島優子演じる耀子。

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瀬々敬久

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たったワンシーンの出演ながら、強烈な存在感を残した大島。撮影もわずか2時間で終了したそうで「ワンシーンだけなのはすごく怖かったです。撮影の前は耀子のバックボーンを毎日ずっと考えていて。撮影は本当にあっという間に終わりました」と振り返る。瀬々は「いきなりワンシーンだけ出てきて断片で勝負するという、俳優さんとしてはすごく恐ろしい仕事ですが、果敢に挑戦していただいた。この映画の“隠れたMVP”だと思ってます」と大島を称賛した。

左から大島優子、瀬々敬久。

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MCからは「瀬々監督と今後どういった作品でご一緒したいですか?」という質問も。大島が「『明日の食卓』で描かれる母親と息子の逆を観てみたいなと思いました。娘と父親とか」と答えると、瀬々は「僕はピンク映画出身なのでヤバいことになりそう」と続けて笑いを誘う。さらに瀬々は「まだ詳しくは言えないんですけど、このあとも一緒にやってるんです。そこでは明るい大島優子さんが見れますから、楽しみにしていてください」と未解禁の次回作に大島が出ていることを明かし、イベントを締めくくった。

「明日の食卓」は全国で公開中。auスマートパスプレミアム、TELASA、WOWOWオンデマンドでの配信も行われている。

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(c)2021「明日の食卓」製作委員会

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