本作でリリーは、ほとんどが1人芝居となるワンシチュエーションでの撮影に挑戦。劇中では“家庭の味”であるカレーライスとラジオをきっかけに巻き起こる奇跡が描かれる。リリー扮する男は、3日後の妻の誕生日に食べる特製カレーを仕込みながら、愛聴するラジオ番組の「マル秘テクニック」募集コーナーに「今年も妻の誕生日にカレーを作っています。三日後が、誕生日です」「ただ、色々あって今年はひとりです」とメールをつづり始める。
「blank13」でリリーの妻役を演じた
リリーは「(齊藤)工くんは『ヘンなひと』ですけれど縁のある方。本当に映画が大好きですし、ものづくりに対してはすごく真摯で、一緒に作っていくのが楽しい」と振り返り、「いわゆる舞台の一人芝居とは違って、シリアスさのなかにコミカルさがあるといった、映像ならではのユーモラスな作品になっていると思います」と本作をアピール。齊藤は「いち映画ファンとして この作品が三日目のカレーの如くしっかりと味わい深く完成し 必要な方にじっくりと届いて行く事を願っています」とつづっている。
リリー・フランキー(主演)コメント
(齊藤)工くんは「ヘンなひと」ですけれど縁のある方。本当に映画が大好きですし、
ものづくりに対してはすごく真摯で、一緒に作っていくのが楽しい。
そんな工くんが企画して、清水康彦監督をはじめとする「ペンション・恋は桃色」と同じ、
若くて心地よいスタッフたちと話しあいながら、何やらいいものができた……ような気もしないでもない?
いわゆる舞台の一人芝居とは違って、シリアスさのなかにコミカルさがあるといった、
映像ならではのユーモラスな作品になっていると思います。
撮影はずっと一人だったので、3日間でしたが、濃い、いい経験をさせてもらいました。
清水康彦(監督・脚本・編集)コメント
リリー・フランキーさんは、ドラマ「ペンション・恋は桃色」で初めてお世話になって以降、
役の人物設計だけでなく作品の方向性やテーマまで相談させてもらえる、大先輩といえる存在です。
寛大さや優しさとともに、鋭い指摘もあるのでヒヤヒヤします。
しかも今回は、ほぼ一人芝居、ほぼワンシチュエーション、難題が山積みで、
スタッフ共々大先輩に頼り切ってしまいましたが、その甲斐あって他にはない独特な映画になりました。
金沢知樹(原案・脚本)コメント
誰にでも、思い出のご飯はあります。
誰かが作ってくれた唐揚げ、自分で作った肉じゃが、レストランのオムライス。みんなで囲んだ鍋。
この物語で男はカレーを作ります。
誰かを想い、雨の夜に、じっくりコトコトと…
齊藤工(企画・プロデュース)コメント
この混沌とした現代にどんな作品が生まれるべきなのか?
映画は不要不急なのだろうか?
金沢さんの珠玉の脚本に
リリーさんと清水監督が対峙して下さいました
個人的には書かれている“プロデュース”なんて響きの働きは一切出来てませんが
いち映画ファンとして
この作品が三日目のカレーの如くしっかりと味わい深く完成し
必要な方にじっくりと届いて行く事を願っています
ミドリ @Isseymidori
来ましたね!
安部ちゃんが作った曲をリリーさんが歌う映画!
リリー・フランキー1人芝居による映画が今夏公開、齊藤工が企画・プロデュース(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/LML1KcyPJZ