原田マハの小説「異邦人(いりびと)」がWOWOWで連続ドラマ化。
本作で高畑が演じるのは、希代の美術収集家の孫娘にして美術館の副館長である篁菜穂(たかむらなほ)。透徹した審美眼を持つ菜穂は、ある無名画家が描いた1枚の絵に京都で遭遇したことをきっかけに、美の住人たちの欲望が交錯する世界へ誘われていく。脚本を担当するのは関久代。映画「東京喰種 トーキョーグール」「サヨナラまでの30分」の
高畑は「WOWOWはいつも丁寧にドラマを制作されている印象があったので、お話をいただけてとても嬉しく思いましたし、大変光栄です」とコメント。「こんな時期ですが、なんとか全編京都で撮影出来るということで、その喜びを噛み締めながら、私もこのチームの皆さんと丁寧にドラマを作ってゆきたいです」と意気込んでいる。
「連続ドラマW いりびと-異邦人-」は2021年初冬にWOWOWプライム、WOWOW 4K、WOWOWオンデマンドで放送・配信がスタート。
連続ドラマW いりびと-異邦人-
WOWOWプライム、WOWOW 4K、WOWOWオンデマンド
2021年初冬 放送・配信スタート
※全5話
※第1話無料放送
高畑充希 コメント
オファーを受けた際の気持ち
WOWOWはいつも丁寧にドラマを制作されている印象があったので、お話をいただけてとても嬉しく思いましたし、大変光栄です。
私の周りにも、WOWOWドラマファンが沢山居まして、楽しみにしてるよ!と言ってもらえているので、じわじわとプレッシャーも感じつつ、頑張らなきゃ!という思いです。
こんな時期ですが、なんとか全編京都で撮影出来るということで、その喜びを噛み締めながら、私もこのチームの皆さんと丁寧にドラマを作ってゆきたいです。
脚本の印象
このお仕事をしていると、“人としての正解”と、“芸術としての正解”が食い違う場面に時々遭遇します。
人としてはこれやっちゃうとまずいけど、芸術としてはこの選択したいよね…!というような。
今回の作品はその狭間でみんなが少しずつズレて行く様が怖くもあり、少し可笑しくもあり。
私自身の役柄もとても難しく、不安が大きいですが、つい先日まで舞台で演じていた役に引き続き「望まない妊娠をしている女性」という役で、不思議なご縁を感じています。
この作品は、京都で撮れなきゃ意味がない!と思うほど京都の美しい街並みが主役のような作品なので、脚本の世界に美しい風景が合わさったら、どんな素敵な画になるんだろう…と、とても楽しみです。
視聴者へのメッセージ
全5話、皆さんに楽しんでいただけるような素敵な作品になるよう、頑張ります。お楽しみに!
萩原健太郎 コメント
オファーを受けた際の気持ち、高畑充希の印象
原田マハさんの原作を読ませていただいて、読むたびに違った表情を見せるこの作品の奥深さにとても魅了させられました。京都本大賞を受賞したこの原作を、京都に何の縁も無い自分が監督させていただく事は、自分にとって大きな挑戦であると同時に、大変身の引き締まる思いです。主演の高畑さんと一緒に、“いりびと(異邦人)”の気持ちで京都の魅力を深いところまで伝えられる作品を目指します。
映像化に際して、こだわりや作品に込める思いなど
この作品は、ミステリー、メロドラマ、芸術と一つのジャンルでは括れない多様な顔を持っていますが、これは“生き方”の話でもあると思います。日々流れていく時間の中で、自らの生き方を問い、疑っている人がどれだけいるのでしょう? それは自分で決めた生き方なのか、誰かが決めた生き方なのか。“いりびと”である僕が京都で見つけたもの、それは表面的な美しさや伝統ではなく、もっともっと奥深い“理(ことわり)”そのものでした。最終話にその答えを用意したので、ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
原田マハ コメント
私にとって京都は永遠の憧れの美の象徴です。その場所を舞台に、アーティストの才能と美の本質を見抜く眼力を持った主人公・菜穂が、運命に抗いながら強く生き抜いていく姿を描いたのが本作です。
映像化にあたり、偽物ではない京都の美を存分に取り込んで欲しいと、私自身も監修に関わりました。
主演の高畑充希さんは、凛として強く美しい主人公を演じてくださることと期待しています。
演出の萩原監督は、みずみずしく、また深い洞察力を持って、京都に生きる人々を描き出してくださるでしょう。
京都の美とそこに潜む人間ドラマを存分に堪能できる一作の誕生を、心待ちにしています。
松尾 貴史 @Kitsch_Matsuo
高畑充希が原田マハ原作「連続ドラマW いりびと-異邦人-」で主演(コメントあり) https://t.co/wbWN9qcPHt