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緋村剣心の十字傷に秘められた真実を描く第5作「るろうに剣心 最終章 The Beginning」の公開と、実写映画「るろうに剣心」シリーズ制作10周年を記念した同イベント。4月公開のシリーズ第4作「
「The Beginning」の撮影にあたってのこだわりを、佐藤は「監督と、今までのシリーズとは全然違った作品性になるだろうと話していました。ちゃんと時代劇をやろうという共通認識でした」と明かす。剣心の妻・雪代巴役としてシリーズ初参加を果たした有村が「現場はとても長く感じました。だけど、あっという間に終わってしまった。夢の中みたいな感覚でした」と言うと、佐藤は「僕もそうだったんです。我々は同じ夢の中にいたのかもしれません!」と笑顔を見せる。さらに佐藤は完成作品について「地に足を着けて作ったはずなのに、この世界が現実なのか幻想なのかわからない。あまりにも美しいんです。登場人物全員が亡霊のような、不思議な世界観なんです」と話した。
また佐藤は、有村の印象を聞かれると「巴くらいミステリアス。心の奥底で何を考えているのかがわからない、もっと知りたいと思わせるような方」と回答。それを聞きながら首を振って否定していた有村は、佐藤について「現場で身を委ねられる方」と言うが、「身なんか委ねてたの!?」と返されてしまう。また佐藤は「セリフとか間違えたことないよね。どんなに長いセリフでも1回も間違えない。めちゃくちゃ自立してましたよ!」と現場での有村を絶賛した。
シリーズ全作に出演してきた斎藤一役の江口は、本作のクランクイン前のことを「佐藤くんと『また長い旅が始まるね』という話をしたのを覚えてます」と回想。現場の過酷さやセットのレベルの高さに言及しつつ「公開されて世の中の人たちに『楽しい』と言ってもらえたら、一緒にいい酒が飲めるかなと」と続けた。
剣心と巴の出会いにちなみ「自分にとって究極の出会いは?」と聞かれた佐藤は「もちろんこの『るろうに剣心』ファミリーとの出会いでしょう! 『るろうに剣心』に出会ったから今の自分がいるのは間違いない」と断言。一方、同じ質問をされた有村は「私は……お寿司」と大好物を答えて笑いを起こした。また抽選で選ばれたファンとキャストがリモートトークするコーナーでは、小学3年生から佐藤へ「学校でドリフト走りの練習をしてるけど、うまくできないからコツを教えてください」という質問が。佐藤は「ドリフト走りは学校じゃできないんだよー! お兄さんはあれ、ワイヤー着けて何回も練習してやってるの。壁走りの練習したらいいよ、そっちだったらできるよ」と優しく教えるが、質問者である子供は切なげな表情になってしまった。
最後の挨拶では、佐藤が「今まではマンガやアニメのキャラクターを演じているような感覚だったのですが、『The Beginning』では『本当にこんな人が幕末に生きていたんじゃないか』というくらい、自分の中に剣心が降りてきて。役と自分がここまで一体化できたことは初めての経験だと思えるくらい、特別な作品になりました」と熱い思いを語り、イベントを締めくくった。
「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は6月4日に公開。
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