瀧内公美の主演作「由宇子の天秤」台北映画祭、上海国際映画祭に出品

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瀧内公美の主演作「由宇子の天秤」が第23回台北映画祭、第24回上海国際映画祭に出品されることが明らかになった。

「由宇子の天秤」海外版ポスタービジュアル

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台北映画祭では長編2作目までの新人監督を対象としたインターナショナル・ニュータレント・コンペティション部門、上海国際映画祭ではパノラマ部門の中でも世界中の映画祭で数々の賞を受賞した映画だけが出品される「VIVA LA FESTIVAL」の枠で上映。両映画祭はそれぞれ現地時間の6月24日から7月10日、6月11日から6月19日に開催される。

「由宇子の天秤」

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これまでに釜山国際映画祭、東京フィルメックス、ベルリン国際映画祭などに招待されている本作。監督の春本雄二郎は「東アジアでは4カ国、6つの国際映画祭での上映となります。まさに本作で描いている『超情報化社会が私たちから何を奪ったのか?』という問いが、中国や韓国をはじめとするアジアの先進国に突き刺さったのだと実感しています」とコメントしている。

ドキュメンタリー番組のディレクターとして女子高生の自殺事件を取材する女性・由宇子が究極の選択を迫られるさまを描く「由宇子の天秤」。日本では9月より東京・ユーロスペースほかで順次公開される。

春本雄二郎 コメント

上海、台北に続けて選出という吉報、9月の日本公開への大きな弾みとなることに喜びを感じています。
「由宇子の天秤」はこれで、東アジアでは4カ国、6つの国際映画祭での上映となります。
まさに本作で描いている「超情報化社会が私たちから何を奪ったのか?」という問いが、中国や韓国をはじめとするアジアの先進国に突き刺さったのだと実感しています。
このようなコロナ禍でも、映画はデジタルで国境を越え、多様な文化や社会を自国で体験することができます。これはまさに超情報化の「功」の部分であります。
一方で「罪」の部分も確実に存在します。しかし不幸にも私たちは「罪の当事者」になるまでそれに気づくことができません。
「由宇子の天秤」がそこに光をあてることで、観てくださった皆様の気づきとなり、そこから建設的な議論が発展していくことを願っています。

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(c)2020 映画工房春組

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おおとも ひさし @tekuriha

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