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本作では線路へ転落して高校時代へタイムリープした主人公・花垣武道(ハナガキタケミチ)が、関東最凶の組織“東京卍曾(東卍)”に挑むさまが描かれる。タケミチ役の北村は「(新型コロナウイルスの影響で)何度も撮影が中断する中、同じ熱量を持ったまま、走り抜けることができました! 明るい未来を想像できる作品を世に出せることをとてもうれしく思っています」と挨拶。東京卍會総長・マイキー役の吉沢も「画面から伝わってくる熱量がすさまじい作品です。大変な中、どうにかこの映画を撮り切るという気持ちがいい意味で出ていると思います」と紹介する。
イベントではそれぞれの好きなシーンを発表するコーナが設けられた。タケミチと磯村扮する親友・アッくんが自転車で2人乗りをするシーンを挙げた北村が「磯村くんが地べたに座ってかっこつけていました」と報告すると、磯村は「照れくさいシーンだったんですよ。かっこつけてごまかそうと思いました」とはにかむ。マイキーのラストシーンとフリップに記したのは東京卍會副総長・ドラケン役の山田。彼が「プライベートでも仲良くさせてもらっているので、もし仮に俺があのシーンのドラケンのようになったら、マイキーと同じように亮もあんな顔してくれるんじゃないかなと、二重のうれしさがありまして」とネタバレを気にしつつ話すと、吉沢は「ちょっと何言ってるかわからない(笑)」とツッコみを入れ、会場を和ませる。
物語の鍵を握る存在・橘ナオト役の杉野はマイキーとドラケンの初登場シーンを選び「来るぞ! 来るぞ!ってゾワッとしたんです! マイキーのどら焼きの食べ方いいなって。個人的なフェチかもしれないですけど」とほほえむ。それを受けて吉沢は「実は僕たちが登場する前のシーンは自粛前に撮影して、そこから先は自粛明けに撮ったんです。だから緊張していましたね。またマイキーをやれるのかって」と、山田は「一発凄みを見せておかないと!っていうのは思っていました」と回想した。同シーンについてタケミチの天敵であるキヨマサ役の鈴木が「かっこよかったんですよ! キヨマサはそれまで一番強いように見えていた役なんですけど……一撃でやられて」と笑うと、北村は「悔しかったですね! タケミチはボロボロで、マイキーとドラケンは満を持して出てくる。僕が前座ですかって? 2人の醸し出すオーラが現場を静かにさせるんです」とたたえた。“タケミチVSキヨマサの最後のタイマンシーン”をお気に入りに挙げた吉沢は「2人のタイマンは泥臭くて、ある意味ダサい。それがむちゃくちゃかっこいいんです」と熱弁する。
イベント中盤には質問コーナーも。本作のストーリーにちなみ、学生時代に戻ったらやりたいことを尋ねられた東京卍曾幹部・キサキ役の間宮は「体育祭ですね。めちゃくちゃ熱くなると思います。どこかの番組でやってほしい」とリクエストし、吉沢は「バンドでボーカルとか、ザ・モテるみたいなことをやりたかったなと。まっすぐストレートにリア充になりたかった(笑)」と回答する。そして、役のモチベーションをどのように保っていたか?という質問に橘日向役の今田は「私はタケミチとのシーンが多かったんですが、いつもボロボロで。だから日向はタケミチにとって明るい場所になれたらいいなと意識していました」と思い返し、10年後何をやっているか?と問われた北村は「間違いなくカレー屋さんをやっていますね。僕は1個のことに生きられないので、監督だったりとにかくいろんなことをやりたいです。全部10年で成し遂げてやろうと! やり尽くした結果、ニートになっている可能性はあります」と未来を想像し、会場に笑いを起こした。
最後に北村は「今、映画だったり音楽だったり、いろんなエンタテインメントが、どうしても一番“最後”になってしまいます。それは仕方ないことですけれど、いろんな感情を提供したいという思いでこの作品を作りました。今の世の中に伝えたい熱が詰まりに詰まっています。それを肌だったり、目で感じて欲しいです」と熱く呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「東京リベンジャーズ」は7月9日より全国でロードショー。なおイベントの様子を収めたアーカイブが8月31日までYouTubeで公開されている。
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北村匠海「東リベ」最強コンビ・山田裕貴と吉沢亮に「2人のオーラが現場を静かにさせる」 https://t.co/onM0NCTG7I
原作:和久井健『東京卍リベンジャーズ』講談社 少年マガジンKC