「あらののはて」は、「カメラを止めるな!」の
物語の主人公は、25歳のフリーター野々宮風子。彼女は高校2年生の冬に、美術部の大谷荒野に頼まれて絵画モデルをしたことを忘れられずにいた。当時風子は謎の絶頂感を覚えて失神し、それを見つけた教師の誤解により荒野は退学に。劇中では、風子が8年ぶりに荒野と再会し、もう一度自分をモデルに絵を描くよう迫る。
ダンサーや振付師としても活動する
このたびルネシネマの3名からコメントが到着。しゅはまは「20年程の付き合いとなる長谷川監督を居酒屋で焚き付けたのは2017年末『カメ止め』の限定上映の直後だ」「繊細なアングルと光の使い方が正直、とても私好みのテイストで驚いた」と手応えを語り、藤田は「しゅはまさんも僕も、長谷川演出を分かった上で好き放題やらせて頂いた」と撮影を回想する。そして長谷川は、シナリオを当て書きしたという舞木に関して「ぱっと見、落ち着いた大人な感じの女優さんですが、演技をすれば、他の俳優さんにない不思議な雰囲気を発揮します」とその魅力を述べた。
「あらののはて」は、東京の池袋シネマ・ロサで3週間限定レイトショー。
※高橋雄祐の高は、はしごだかが正式表記
しゅはまはるみ コメント
20年程の付き合いとなる長谷川監督を居酒屋で焚き付けたのは2017年末「カメ止め」の限定上映の直後だ。
興奮していた彼は二つ返事で乗り気になりアレヨという間にルネシネマ公開作品が三本も完成した。
繊細なアングルと光の使い方が正直、とても私好みのテイストで驚いた。「劇団主宰だったかつても本当に創りたかったのはこれだったのでは?」と今更気付かされた。
今作品では、珠美の絵画教室に、長谷川さん劇団時代のご縁で小劇場界のレジェンド達が生徒役として参加してくださっている。
そこはかとなく緊張している私がそこにいた。
藤田健彦 コメント
20年来の演劇仲間である長谷川さん、15年来の役者仲間であるしゅはまさんと2018年に立ち上げた「ルネシネマ」。
気心の知れた友人たちとのこのチームは、僕にとって「ホーム」である。
しかしながらそれ以前、長谷川演出を受けたのは2009年を最後に4回、しゅはまさんとは2007年に一度共演しただけ。
数少ない芝居作りの中で、演出家として、女優として、とてつもない刺激と絶対的に信頼出来る存在であるとの印象を、僕は受けたのである。
「
リハーサル開始30秒で長谷川さん、「OKそれで!」。
しゅはまさんも僕も、長谷川演出を分かった上で好き放題やらせて頂いた。
我々の関係性と想いを感じて頂けると思う。
長谷川朋史 コメント
「あらののはて」のシナリオは、主演の
舞木さんに初めて会ったのは、私が講師を務めた演技のワークショップでした。ぱっと見、落ち着いた大人な感じの女優さんですが、演技をすれば、他の俳優さんにない不思議な雰囲気を発揮します。シナリオが完成して彼女に見せたところ、「流石に女子高生の役は…」といわれましたが無理やり押し切りました。結果、見事に高校生の初恋を演じきってくれました。共演の
昨年の門真国際映画祭では、審査員の方に「門真がこの作品をグランプリにしなければ」と半ば親心のようなありがたい評価を頂戴し、最優秀作品賞、荒野役の高橋雄祐さんが優秀助演男優賞、マリア役の眞嶋優さんが優秀助演女優賞を受賞しました。
うえだ城下町映画祭では、審査員賞を受賞。映画監督の古厩智之さんからはキャストをべた褒めしていただきました。
本当に嬉しい限りです。
監督2作目にして、初めての長編作品です。皆様にご覧いただき、感想をお聞かせいただけたら幸いです。
関連記事
長谷川朋史の映画作品
関連商品
おおとも ひさし @tekuriha
しゅはまはるみ、藤田健彦、長谷川朋史の自主映画ユニットによる「あらののはて」公開 -
https://t.co/jARS487ZGa