「シェフは名探偵」西島秀俊がレストラン就職？現場では料理の合間に演技

テレビ東京系ドラマ「シェフは名探偵」のオンライン記者会見が行われ、キャストの西島秀俊、濱田岳、神尾佑、石井杏奈が出席した。

本作は近藤史恵による小説「ビストロ・パ・マル」シリーズを原作にしたミステリードラマ。フレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台に、シェフの三舟忍が客たちの身に降りかかった事件や不可解な出来事の謎を解いていくさまが描かれる。西島がお節介な名探偵シェフの三舟を演じたほか、新人のギャルソン・高築智行に濱田、三舟の片腕を務めるスーシェフ（副料理長）の志村洋二に神尾、ワイン好きが高じてOLからソムリエに転職した金子ゆきに石井が扮した。

MC曰く本作は「99.9％がワンシチュエーション」。苦労した点を問われた西島は「毎日同じ場所で撮影。スタッフには定期券を買った人もいたみたいです。撮影をしてるのか、レストランに就職したのかわからなくなってましたね（笑）」と振り返る。神尾も「お店が地下だったので昼も夜も時間の経過もわからず、野菜を切ったりしてました（笑）。バイトしてた頃を思い出しましたね」と回想。途中からは次のシーンのために料理の仕込みを自分たちでするようになったそうで、西島は「料理の合間に演技をしているような不思議な感じでした」と明かした。

第1話では個数が必ず「素数」になっているチョコレート詰め合わせに関する謎解きが展開。西島は「料理を通して人の悩みを感じ取って解決するという内容。そのアイデアと発想が素晴らしい。第1話の謎は、なぜかチョコが素数の詰め合わせしかないというもの。そこから作ってる人がどんな思いでいるのか？を洞察する。“料理で謎解きをする”ってこういうことかとよくわかるすごいトリックでした」と見どころを語る。撮影で印象に残っている料理として、西島はロニョン・ド・ヴォー（仔牛の腎臓）とスイーツ、神尾はガレット、濱田はマカロン、石井は羊肉のカレーを挙げた。

田中眞一と西条みつとしが脚本を手がける「シェフは名探偵」は明日5月31日に放送スタート。毎週月曜23時6分からオンエアされる。地上波放送終了後には前日譚「ソムリエは迷探偵」がParaviで配信。

ドラマプレミア23「シェフは名探偵」

テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
2021年5月31日（月）スタート 毎週月曜 23:06～