アンソニー・ホプキンスが混乱…「ファーザー」新映像&瀬々敬久らのコメント到着

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アンソニー・ホプキンス主演作「ファーザー」の本編映像の一部が、YouTubeで新たに公開された。

「ファーザー」新場面写真

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フランス人劇作家のフロリアン・ゼレールが監督を務め、自身の戯曲を映画化した本作。認知症になった父親アンソニーと、彼を介護する娘アンの姿を通じて、老いによる喪失や親子愛を描く。アンソニーを演じたホプキンスは第93回アカデミー賞で主演男優賞を受賞し、同賞受賞者の最高齢83歳として記録を更新。アンにはオリヴィア・コールマンが扮した。

アンソニーが帰宅したアンを出迎える様子を映した本映像。しかし自分の記憶とは別の姿のアンが現れたことで、混乱するさまが捉えられている。

また、このたび瀬々敬久行定勲白石和彌のコメントが到着。瀬々は「アンソニー・ホプキンスの一挙手一投足は舞踏のように荘厳でありながら、リアリティの極致に到達している」とつづった。そのほかコメント詳細は下記の通り。

「ファーザー」は5月14日より東京・TOHOシネマズ シャンテほかでロードショー。

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瀬々敬久(映画監督)コメント

アンソニー・ホプキンスの一挙手一投足は舞踏のように荘厳でありながら、リアリティの極致に到達している。
人間という「生き物」を演じながら、人生の「真実」に触れてくる。まるで即身仏のようで、私たちは初めてこのような映画を見る幸福を味わえるのだ。

行定勲(映画監督)コメント

アンソニー・ホプキンスのリアリティのある深淵なる演技。失われし記憶、しかし、執着だけは残る人間の悲しみ。これは他人事ではない。
これほど自分の記憶が抜け落ち混濁する様をここまで実感できる映画はなかったのではないか。

白石和彌(映画監督)コメント

認知症である父の視点で戸惑い不安に陥りながら過ごす90分。スリラーのような感覚に陥るが、見終わるととても愛しい時間を過ごしていたことがわかる。アンソニー・ホプキンスの素晴らしい演技にただただ圧倒された。

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