1998年の長野オリンピックで、日本が金メダルを獲得したスキージャンプ団体戦を題材にした本作。栄光を支えた25人のテストジャンパーたちの知られざるエピソードが実話にもとづいて描かれる。田中に加えて土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、濱津隆之、古田新太がキャストに名を連ねた。
長野オリンピックに日本代表のエースとして参加した原田は「西方がいてくれたことはありがたいことだった。世界のトップジャンパーがテストジャンプしてくれることは光栄なこと」と子供の頃からの仲間でライバルでもあった西方に感謝する。そして「僕らとしては毎朝ジャンプ台の状況を知りたいので、ただ距離の伸びないジャンパーが飛んでもジャンプ台の状況はわからないので、いつも一緒に戦っているレベルの高い人が飛んでくれることで作戦を立てることができるんです」と続けた。
1994年のリレハンメルオリンピックに出場した西方は、長野では惜しくも代表から落選し、テストジャンパーとして携わった。彼は「自分の前を飛んでいたみんなから、目に見えないたすきのようなものが伝わってくる感覚があったんです。自分の番が来て、何をやらなければいけないのかということも鮮明にわかって、距離を出すんだ、安全に開催できることを証明するんだという気持ちでスタートしたことを覚えています」と懐かしむ。なお本作で西方を演じた田中は、荒天による競技中止を防ぐためにテストジャンパー25人が次々とジャンプを成功させていくシーンを思い出深い場面として選び「自分の前に飛んだテストジャンパーたち1人ひとりがたすきを渡してくれた感覚で、最後自分の番になったときに込み上げてくるものがありました」と語っている。
映画ナタリー @eiga_natalie
田中圭主演「ヒノマルソウル」西方仁也と原田雅彦が長野オリンピックを振り返る(コメントあり)
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