映画と読み物をあわせて公開する「Ghost Stream」で空族や三宅唱の作品配信

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映画と読み物を一体で公開するウェブマガジン「Ghost Stream」が本日3月26日21時にオープンする。

「FURUSATO2009『サウダーヂ』のための長い予告編」

「FURUSATO2009『サウダーヂ』のための長い予告編」

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河村康輔が手がけた「Ghost Stream」のロゴ。

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同サイトは爆音映画祭などを企画するboidのニューレーベルVoice Of Ghostが手がけたもの。コロナ禍で劇場での上映が難しい自主制作映画や、埋もれていた過去作品を中心に配信予定だ。映像は30日間視聴可能で、制作者のインタビューや書き下ろしのレビューなどもあわせて無料公開する。有料配信によって得た利益を自主制作の作家たちに還元することで、次の活動へとつなげていくことも目的の1つ。1カ月ごとの更新を予定している。

「RAP in TONDOの長い予告編」

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「花物語バビロン」ビジュアル

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なお、第1弾のラインナップには映像制作集団空族の長い予告編シリーズである 「FURUSATO2009『サウダーヂ』のための長い予告編」「RAP IN TONDOの長い予告編」「ラップ・イン・プノンペン 長い予告編」、空族の相澤虎之助が監督を務めた「花物語バビロン」「バビロン2 -THE OZAWA-」が並んだ。さらに三宅唱が2014年からiPhoneの動画撮影機能を使用し、撮影・編集している映像日記「無言日記2014」「無言日記2015」「無言日記2016」、Americoがミュージシャンの井手健介を監督に迎え、配信用に収録したワンマンライブ 「喫茶アメリコの夜 ー Day for Night with Americoー」も視聴できる。

空族の富田克也は「日本映画専門チャンネルでは放送されなかった、もう一つの空族特集はこちらです! どうぞお楽しみください!」とコメント。Americoの大谷由美子は「今は旅行やコンサートに行くのもままならないご時世です。ほんのひととき、『喫茶アメリコの夜』でひまつぶしはいかがでしょうか。そして、いつだってロックンロールを思い出していただけたらこれほどうれしいことはありません」と語っている。

「Ghost Stream」第1弾配信作品

空族「長い予告編」シリーズ 

料金:3作品セット 2000円 / 各作品 1000円 
「FURUSATO2009『サウダーヂ』のための長い予告編」
「RAP IN TONDOの長い予告編」
「ラップ・イン・プノンペン 長い予告編」

空族・相澤虎之助監督作品

料金:2作品セット 1500円 / 各作品 1000円 
「花物語バビロン」
「バビロン2 -THE OZAWA-」

三宅唱「無言日記」シリーズ

料金:3作品セット 2000円 / 各作品 1000円 
「無言日記2014」
「無言日記2015」
「無言日記2016」

収録ライブ配信

料金無料
「喫茶アメリコの夜 - Day for Night with Americo -」

樋口泰人(boid / Voice Of Ghost主宰)コメント

Ghost Streamは動画も見られるweb上の雑誌のようなものを目指しています。いろんな出来事や思いの出口や入口としてありつつ、その出口と入口へと向かう流れの合流が作り出す新しい渦や流れとして多くの人の心に届いたらと、そんな願いからスタートします。初めは多くの配信サイトとあまり変わらないものに見えるかもしれません。何よりもまず配信される作品が中心にあるからです。ただ機を見てそれを取り巻く言葉の数々に目を向けていただけたら。それらもまた配信される作品の一部として、その作品自体を増幅させ変容させて行くことになるでしょう。作品は固定した輪郭を持つのではなくどこまでも広がっていくひとつの流れとなってわれわれの身体の中から世界の果てまでを巡ることになる。そんなきっかけの場所を作ることができたらと思っています。
したがって、このGhost Streamも定型を持たず気が付くと思わぬサイトへと変貌しているかもしれません。言葉が増殖し、作品を巡る運動が作品自体を脅かし、まだ見ぬ作品が陽炎のように姿を現す。そんな危うく不確かではかない動きの目撃者として、ぜひ参加してみてください。そして観ることは動くことだということを実感していただけたらと思います。

大谷由美子 コメント

2013年から年1回ほどのペースでおこなっていたワンマンライブ。
今年はオンラインで開催してみようと思いました。どうせならかっこいい音で聴いてほしいので、まずはエンジニアの中村宗一郎さんにご協力をお願いしました。

内容はローリング・ストーンズの「ロックンロール・サーカス」のように、ライブ(ロックンロール)と他の何か(サーカスにあたるもの)を融合させるのが良いかな、と思いました。でもその何かが何なのか、すぐには思いつかなかったので、こういうときは誰かに監督をお願いするのが良いかもしれないと思いました。

そこで候補に浮かんだのが音楽家の井手健介さんです。グラム・ロッカーなのでお忙しいかも、と思ったのですが、ちょうどひとつお仕事の予定が飛んでしまったところだったそうで、引き受けていただけることになりました。そしてロックンロールと融合する何かについて聞いてみると、即座に「ゆみこさんがお人形さんとお話したりするのはどうですか」と答えてくれました。わたしは母から受け継いだお人形の「ミッシェルさん」を持っていました。

さらに数日後Twitterを見ていると、ある喫茶店が期間限定で撮影用にお店の貸し出しをすると書いてありました。そこは何度か訪れたことのあるすてきなお店です。それで、ロックンロールとお人形と喫茶店を融合することになりました。

今は旅行やコンサートに行くのもままならないご時世です。ほんのひととき、「喫茶アメリコの夜」でひまつぶしはいかがでしょうか。そして、いつだってロックンロールを思い出していただけたらこれほどうれしいことはありません。

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