「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION(グローバル・ファン・セッション)」が本日3月24日に東京・スターライズタワーで開催された。
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武井は「うれしかったです。目の前に剣心が現れて」と佐藤演じる緋村剣心との再会を回想。佐藤は「ご結婚されてママになってからお会いしてなかったので、人が変わってしまっているのではないかと思い、怖かったです(笑)。でも艶っぽくはありながらも、当時を思い出すくらいそのままでした」と正直に話して武井を笑わせた。雪代縁役で「最終章」から参加した新田は「これほど自分の能力を生かせる、アクションができる現場に携わることができてうれしいです。監督とお会いしたのが撮影の2年前くらいなんですが、『この映画までアクションをどこにも見せないでくれ。その代わり全部見せられるようにするから』と言われて。それで僕も『わかりました』と。できることをすべてやった作品です」と力強く述べる。そんな新田を佐藤は「ドストイック」と表現し、「本番の10秒前まで筋トレしていて。腕が太かったです」と役に対する姿勢をたたえた。
青木が「完結なんですか? 本当に? 実は続編ありますみたいなことはない?」とシリーズの終幕を寂しがると、大友は「ないですよ。もう勘弁してください!」と過酷な撮影を思い返しながら返答。土屋は「『るろうに剣心』は、私を見つけてくれた恩人」と第1作のオーディションを振り返り、「ずっと熱烈なファンだったので、今もめちゃめちゃ幸せです」と胸の内を吐露する。また江口は「武士道のような、黒澤(明)さんの映画からずっとある日本映画のDNAをつかんでいる感覚が最初からありました」と語った。
雪代巴に扮した有村は「監督やプロデューサーさんが『ずっと待ち望んでいたエピソードをようやく撮影するときが来た、雪代巴という役は剣心にとってもみんなにとってもすごく大切な役』とおっしゃっていて。プレッシャーでもありましたが、その言葉があったからこそ、皆様に寄り添いたいと思って参加しました。撮影のときも健さんが『剣心の役作りは巴から始まってる』と言ってくださって」とゆっくりと言葉を紡ぐ。それを受けて佐藤は「大切なシーンでは、巴との別れや日々を思い出して本番に臨んでいました。僕の体には巴というキャラクターが内包されていて、それが映画にも映っています」と答えた。
桂小五郎役で参加を果たし、佐藤とは大友の監督作「億男」で共演経験のある高橋は「また声を掛けていただいてとてもうれしいです。非常に心地のいい現場でした」とにっこり。佐藤から「出演シーンが限られた中で説得力を持たせるのは本当に難しい。でも一生さんは数秒でわからせてくれる。僕には到底できないだろうなと思いました」と賛辞を贈られると、「とってもうれしいですね」と再び顔をほころばせる。
イベントでは、映画のロケ地である熊本と中継が行われ、現地のくまモンと佐藤がやり取りする場面も。2016年に熊本地震、2020年に豪雨に見舞われた熊本の復興を祈願し、くまモンの合図で花火が打ち上がった。映像でそれを観た佐藤は「熊本の皆様の協力なしではここまでやってこれなかった。少しでも恩返しができたらと思いまして。うまくいってよかったです」と述べた。
そして佐藤は「22歳のときにこの作品と出会わなかったら今の僕はいません。間違いなく代表作だし、今回最後ということで肩の荷が下りたような気持ちも、寂しさもあります。この先の仕事のあり方は今までと違ったものじゃないといけないと思うし、この作品以上のものを作ることを目指していくつもりです。そんなに簡単なものではないと思っていますが」と将来を見据える。「10年前にともに戦った仲間、新たに加わった仲間とまた本気で映画を作りました。支えてくださった皆様、愛してくれた皆様がいるから我々は今ここに立てています。感謝の気持ちをこの映画に乗せてお届けできればと思います」とシリーズのファンに感謝を伝えた。
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