“東ドイツのボブ・ディラン”の半生描く「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」予告

ドイツ映画「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」の予告編がYouTubeで解禁された。

“東ドイツのボブ・ディラン”と呼ばれた実在のシンガーソングライター、ゲアハルト・グンダーマンの半生を描いた本作。予告には昼間は石炭の採掘場で働き、仕事が終わるとステージで自作の曲を歌い、多くの人々に感動を与えるグンダーマンの姿が収録された。しかし、彼には仲間にも隠し続けたもう1つの顔が。当時の秘密警察（シュタージ）にスパイとして協力し、友人や仲間を裏切っていたグンダーマンの苦悩が切り取られていく。「あなたの報告で3人の犠牲が出た」と責められる様子も。

監督を務めたのは、東ドイツ出身のアンドレアス・ドレーゼン。「ソニア ナチスの女スパイ」のアレクサンダー・シェーアがグンダーマン、アンナ・ウンターベルガーが妻コニーを演じた。2019年のドイツ映画賞では、作品賞、監督賞、脚本賞など6部門で最優秀賞に輝いている。

「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」は5月15日より東京・ユーロスペースほか全国で順次ロードショー。