川添彩の特集で「とてつもなく大きな」など4本、黒沢清「個性があまりにも強烈」

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川添彩特集上映の1本として「とてつもなく大きな」が4月24日より東京のシアター・イメージフォーラムで2週間限定ロードショー。あわせて本特集の予告編がYouTubeで公開された。

「とてつもなく大きな」+ 川添彩監督作品特集上映ビジュアル  (c)東京藝術大学大学院映像研究科

「とてつもなく大きな」+ 川添彩監督作品特集上映ビジュアル (c)東京藝術大学大学院映像研究科

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「とてつもなく大きな」 (c)東京藝術大学大学院映像研究科

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太陽や月、海、森などの自然のほか、音から湧き上がるイメージを重ね物語を形成していく構成術と、デジタルとフィルムを混合させる手法で注目を集め、数々の映画祭へ出品を重ねてきた川添。カンヌ国際映画祭批評家週間短編部門に出品された「とてつもなく大きな」では、大きな音を耳にしたことをきっかけに、エイコが自分のものか他者のものか、はたまた夢か現実かさえわからないイメージの中を漂っていくさまが描かれる。

「きりはじめて、はなをむすぶ。」

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なお本特集では「とてつもなく大きな」のほか3本を上映。「きりはじめて、はなをむすぶ。」「ぞうが死んだ」「姉と弟 こどもと大人(とそうでないひと)」がラインナップに並んだ。

黒沢清は「作者の個性があまりにも強烈で、映画が断末魔の悲鳴を上げているようだ」と、青山真治は「電光石火才能のゲリラ戦は空と海を裂く朝焼けの三原山の如し」とコメントを寄せている。

黒沢清(映画監督)コメント

明らかに何かが映っている。しかしそれは果たして映画なのか?
作者の個性があまりにも強烈で、映画が断末魔の悲鳴を上げているようだ

青山真治(映画監督)コメント

勢いとか根性とか全く興味ないが、相変わらず「すげえ」「でけえ」「超やべえ」などなど呟く川添、
電光石火才能のゲリラ戦は空と海を裂く朝焼けの三原山の如し。

石田尚志(画家 / 映像作家)

気合いの充満する大気に万歳!! 太古の昔から爆音!! 切迫する姉の暴走!!
美しい未来 静かな映画。

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おおとも ひさし @tekuriha

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