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吉田修一の小説をもとにした本作では、心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織・AN通信エージェントたちの活躍が描かれる。冷静沈着な敏腕エージェント・鷹野を藤原竜也、鷹野の相棒・田岡を竹内が演じた。
LiLiCoは「日本の映画とは思えないアクション! そこだけでも十分楽しめるのに葛藤、切なさも描かれている。2つの原作からピックアップしてバランスも難しいだろうなと思いました」と興奮気味に感想を伝える。羽住は「鷹野と田岡の生い立ちと今ある姿、両方描くことでその人物を表現できると思ったんです。2つの原作をもとに、なんとかぎゅぎゅっと2時間にしました」と語った。
竹内とプライベートでも親交があるというLiLiCoが「最近ムキムキだよね。これ私の影響じゃない?っておばさんは全部自分のおかげにしたいんですけど(笑)、初めて会った頃はもっと細くて」と投げかけると、竹内は「確かにLiLiCoさんとはそういう話をしましたね。『筋トレの発端はLiLiCo』って記事になっちゃう」と茶目っ気たっぷりに返す。そして「20代前半は体を作って見せるということに意識が向いていなかったんです。今回はスパイ役で戦わなければいけなかったのでがんばりましたね」と続けた。
イベント中盤には募集した質問に登壇者が回答するコーナーも。羽住組に参加した感想を問われた竹内は「監督は本当にいいと思わないとOKを出してくれない。現場のスタッフに試されている感じがしていたので、撮影現場には毎回挑みにいく感覚でしたね」と述懐し、そんな竹内演じる田岡について羽住は「原作の田岡はもっとクールで、人間味を少し失っている。映画にするときには鷹野が人として完成している分、田岡の弱さだったり怖さを涼真に出してもらいたかったんです。鍛え抜かれた体に、お尻、そしてちょっとずつ変わっていく田岡を皆さんに観ていただきたいですね」と呼びかける。これを横で聞いていたLiLiCoは「鍛え抜かれているからか、お尻にある天使のえくぼの位置が人とは違う」と注目ポイントを観客に伝えた。
続いて、藤原の印象を尋ねられた竹内は「兄貴肌で、『やろうぜ!』と現場のみんなを巻き込む力がすごい。気を使わずにイジり合えるし、竜也さんの人間性にすごく救われました。引っ張ってもらいましたね」と信頼を明かす。またエージェントの心臓には爆弾が埋め込まれ、24時間ごとに本部へ連絡しなければ死に至るという本作の設定にちなみ、LiLiCoから「1日の終わりを感じる瞬間は?」という質問が飛ぶと、竹内は「撮影がないときはお魚の水槽のライトを消すこと。仕事があるときはその日やったシーンをもう1回頭の中でやって、反省して寝ます」と回答する。
最後に竹内は「俳優として『日本の映画はここまでしかできないのか』と言われることに悔しい思いでした。羽住組は派手な映像を作ることができる、日本で限られたチーム。こういう作品がもっともっとヒットして盛り上がっていけばいいなと思っています」と願いを込め、イベントの幕を引いた。
「太陽は動かない」は全国で上映中。
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