北朝鮮収容所に入れられた家族描く「トゥルーノース」公開は6月に、新予告も到着

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北朝鮮の強制収容所を題材とするアニメーション「トゥルーノース」の公開日が6月4日に決定。あわせて新予告編とポスタービジュアルが到着した。

「トゥルーノース」ポスタービジュアル

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「トゥルーノース」

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日本から北朝鮮に移民し、キム・ジョンイル体制下の北朝鮮強制収容所に入れられたパク一家の姿を描く本作。在日コリアン4世である清水ハン栄治が、実際に収容体験を持つ脱北者や元看守にインタビューを行い、10年もの歳月を掛けて作り上げた。ワルシャワ国際映画祭の審査員特別賞やプチョン国際アニメーション映画祭長編部門の特別賞を受賞。第33回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門にも出品された。

「トゥルーノース」

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予告編は「12年前、私は母国から亡命しました。これは私の家族の物語です」とカメラに向かって語りかける男性の姿からスタート。両親と幸せに暮らしていた主人公のヨハンが、父が政治犯の疑いで逮捕されたことから家族とともに強制収容所に送還されてしまう様子や、飢えと極寒の中で過酷な労働を強いられるさまなどが切り取られていく。

「トゥルーノース」

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清水は本作のタイトルについて、「2つの意味を込めました。1つは英語の慣用句で“絶対的な羅針盤”の意。人間として進むべき方向や生きる真の目的を、究極の環境でも見失わない主人公たちの葛藤を描きたかった。2つ目に“ニュースでは報道されない北朝鮮の現実”。それは今日でも12万人以上が収容されている政治犯強制収容所での人権蹂躙と、抑圧の中でも健気に生きる北朝鮮の人々のヒューマニティーを表現したかったのです」と思いを語った。

「トゥルーノース」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。

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(c)2020 sumimasen

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