本作の主人公は、妻を病気で亡くし、8歳の息子・学を育てる青木剛。劇中では、兄の住むソウルへ渡り怪しい化粧品の輸入販売を手伝うことになった青木と、仕事や家族関係に頭を悩ませているタレントのチェ・ソルを軸に、2つの家族が奇跡を目の当たりにするさまが描かれる。池松が青木、
池松は「世界中の人たちが家族と会えなかったり、心の距離も離れてしまった今こそ、この映画を公開できることの意味がすごくあるのではと思っています」と、チェ・ヒソは「国境を越えて痛みを共有する2つの家族の物語です。そして今、私たちはコロナの苦痛を共有していますので、すべての人にとってタイムリーな家族の映画になると思います」とコメント。オダギリは「世の中の困難を乗り越えた向こうに、朝日なのか夕日なのか、希望の光のような映画を観たいと思いませんか?」と問いかけている。
なお池松、チェ・ヒソ、オダギリは釜山国際映画祭が主催した「アンニョンプロジェクト」にて、1月にオンライントークを実施。その模様が、現在同映画祭の公式YouTubeチャンネルで公開中だ。
「アジアの天使」は東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。第16回大阪アジアン映画祭のクロージング作品として3月14日にワールドプレミア上映される。
池松壮亮 コメント
日本と韓国のスタッフが一緒に映画を撮るにあたり、韓国の皆さんは本当に温かく僕たちを迎えてくれて、日韓の関係性がこの映画でより良い作用が生まれればと思います。そして、世界中の人たちが家族と会えなかったり、心の距離も離れてしまった今こそ、この映画を公開できることの意味がすごくあるのではと思っています。
オダギリジョー コメント
この映画はいくつもの困難を越えて完成しました。石井監督はいつも、何かに挑戦し、闘う姿勢を崩しませんが、今回はいつも以上に苦しんだのではないかと思います。世の中の困難を乗り越えた向こうに、朝日なのか夕日なのか、希望の光のような映画を観たいと思いませんか?
チェ・ヒソ コメント
石井監督は「この映画には国籍がない」と言っていました。この映画は国境を越えて痛みを共有する2つの家族の物語です。そして今、私たちはコロナの苦痛を共有していますので、すべての人にとってタイムリーな家族の映画になると思います。
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