実写映画「
ジョヴォヴィッチの過去作でも吹替を担当している本田。МCから本作での役作りについて問われると「体形や声帯を気にしているとできなくなることもあるので、女優さんの声をあまり気にしていないんです。今回は部下たちに『お嬢さんたち!』と言ってしまえるような、勇ましくて強い女性をイメージしました」と語る。自身も原作となったゲーム「モンスターハンター」シリーズのファンだといい、「私は劇中にも登場するリオレウスが好きで。もしモンスターたちがリアルにいたらこうなんだろうなと思えるほど、映像のクオリティがすごいんです。ぜひ劇場で観ていただきたいですね」とアピールした。
松坂は本作で、日本語ではない劇中のオリジナル言語でのアフレコに挑戦した。イベントではこの言語を“モンハン語”と呼んでおり、松坂は「予告編で『ディアブロス!』と叫んでる場面を使っていただいてるんですが、それで最後じゃないかと思うほどはっきりしたセリフがなく(笑)。モンハン語のシーンでは(吹替版の)監督とも『ここはこういう気持ちじゃないか』と予想を立てて、トニーさんの表情を観ながらアフレコしていました」と振り返る。本田と同様に原作ゲームのファンであることから、松坂は「映像のクオリティも素晴らしいんですけど、監督のモンハン愛が伝わってくる点がとても感動しました。ゲームのファンが『あー!』と思う部分が随所にちりばめられています」と見どころを紹介した。
本作の撮影を回想し、「この年代で世界トップレベルの現場に行かせていただいたのは、財産であり宝物。すべてが勉強でした」と語る山崎。現地でのエピソードを問われると、撮影期間中のジョヴォヴィッチとトニー・ジャーの様子を紹介していく。ジョヴォヴィッチについては「毎日セットに入ってくると、ポールと一緒にランニングしてからメイクに入られていて、とてもタフなんだなと。また、キャストやスタッフに対してとても愛情深い方で、毎朝全員に挨拶してくださるんです」と説明。トニー・ジャーに関しては、「同じアジア人ということでよくしていただいて。トニーさんが滞在していたホテルはキッチン付きだったので、アジア食が恋しくなったときにカオマンガイをくれたんです」と人柄がうかがえるエピソードを述べた。
ここで、カナダ・バンクーバーからジョヴォヴィッチとアンダーソンがリモート参加。ジョヴォヴィッチは「ヒロナー!」と山崎との再会に喜びを爆発させ、「日本に行くことは、いつも私の人生のハイライトなの。だから今回、行けなくて本当に残念」と悔しがり、「この映画は特に思い出もあるし、大事な作品。まだ劇場で映画を観られない国もたくさんあるけど、日本では劇場で公開されるなんてうらやましいわ!」とコメントした。
アルテミスとハンターについてジョヴォヴィッチは「ポールがこの2人に関してもっともこだわったのは、2人が言葉でコミュニケーションを取れないということ。言葉を乗り越えて心を通じ合わせるということを描きたかったの」と夫であるアンダーソンの思いを伝える。モンハン語でのアフレコについて松坂が「(吹替をせずに)トニーの声のままでいいんじゃないかと思いました」とジョークを飛ばすと、ジョヴォヴィッチとアンダーソンは爆笑。ジョヴォヴィッチは「トニーから『俺の日本語吹替を全部やってほしい』って言われるんじゃない?(笑)」と松坂に返した。
イベントでは、本日3月4日に誕生日を迎えたアンダーソンを祝い、ステージにリオレウスを描いたケーキが運ばれてくる場面も。アンダーソンは「『モンスターハンター』は10年前日本に行ったときに大好きになったゲームで、美しい景色や世界観に夢中になりました。本作はその素晴らしい部分をスクリーンで再現しようと思って作った作品です。このゲーム発祥の地である日本で公開できることがとてもうれしいです」と顔をほころばせた。
「モンスターハンター」は、3月26日より全国でロードショー。
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