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オファー時を振り返った松也は「率直に言えば、脚本を読ませていただいたときはまったく訳がわからなかったです。いろんなエンタメ要素があり、急に歌が入ってくるのでイメージがつかめなかった」と苦笑い。「でもチャレンジングなことをしようとしているところに強烈に共感して、なんとかこの映画を形にしたいと思ったんです」と述懐する。ミステリアスな役どころに挑んだ百田は「私でいいのか?と不安にもなりました。ですが、まったく想像できない世界だからこそ飛び込んでみたくなったし、飛び込んで本当によかったと思っています」と笑顔を見せた。
石田は「原作を全巻読み、金魚すくいにはこんなに美しさと奥深さがあるのかと思いました。それから台本を読んだら、また違う方向からの新しい風を感じてドキドキワクワクしたんです。作品の一部になれることをすごく楽しみにしていました」と回想する。
共演の感想を尋ねられた松也は、百田が“切り替え上手”だったことに言及。「合間はすごくフランクにお話しされるんですが、撮影が始まった瞬間に切り替わる。現場を明るくしてくださるし、役の世界にも引き込んでくれた」と語り、続けて現場での石田については「安心感しかない。何にも動じないし、豪快に笑う方」と話す。そして「癒やされつつも引っ張っていただいた」と、百田と石田へ感謝を伝えた。
百田は松也との撮影初期を思い出し、「奈良で2人のシーンを連日撮っていたとき、いろんな話をさせていただいて、すごく気さくな方だなと感じました」と述べる。また「石田さんはもう……きれいじゃないですか!」と言い、陰からずっと見ていたと暴露して石田を照れさせる場面も。対する石田も、もともと百田のファンだったと明かし「初めてお会いしたときに『お姫様だ! なんてかわいいんだろう』って思ったんです」と互いに褒め合う展開になった。
石田曰く「明日の撮影を楽しみにさせてくれるようなムードメーカー」だったという松也。朝、百田に「山田さんおはようございます」と声を掛けて「えぇ!? 百田ですよ!」とツッコまれるのがお決まりだったという。イベント中にも2人で再現し、マスコミ陣を笑わせていた。
なお3人は和装でイベントに登場。松也は劇中の衣装がグレーのスーツだったことにちなみ、同系統のカラーでそろえた。金魚のイメージというスタイリングで登場したのは百田。結んだ帯の先が華やかに揺れるように仕上げられていた。石田ニコルは劇中で着用した紫の浴衣に合わせ、本日も紫ベースの着物に。「大人っぽく、大正ロマン風にしました」とコメントした。
「すくってごらん」は3月12日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
映画ナタリー @eiga_natalie
「すくってごらん」尾上松也が百田夏菜子、石田ニコルに感謝「引っ張ってもらった」(写真15枚)
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