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本作は世間の常識や普通がわからない数学一筋の予備校講師・大野康臣と、恋愛経験はないが知識は豊富な秋本香住を軸にしたラブコメディ。普通に結婚したいと思っている大野が、教え子の香住から普通になれる方法を教えてもらおうとするさまが描かれる。成田が大野、清原が香住を演じたほか、香住の憧れの実業家・宮本に小泉、宮本の婚約者・美奈子に泉が扮した。
MC曰く「しゃべりまくるけど、まったく会話が噛み合ってない」という大野と香住。脚本は「そこのみにて光輝く」で知られる高田亮が執筆した。清原は脚本を最初に読んだときの印象を「とにかく畳み掛けるような会話劇が面白おかしかったんですけど、核心をついているところもあって。成田さんとご一緒するのがすごく楽しみになりました」と振り返る。
撮影前の本読みで清原と初めて対面した成田は「一発目からいい感じでしたよね……? なんかこう(息が)ピッタリじゃん俺たち?みたいな感覚でした」と回想。撮影については「長回しも多くて、本当に2人で生きてるような感覚。僕はわりとリアクション(の芝居)が多くて、ガンガンアクションを起こしてくれる清原さんを気持ちよく見させていただきました」と明かす。これを受けて清原は「どの角度からどう入っても受け止めてくださる。これでいいのかな?と不安を抱えつつ、やっちゃえ!という地点まで行けたときから、もう好き勝手やらせていただきました」と共演を振り返った。
前田は脚本について「2人の噛み合わないやり取りがずっと続くんです。セリフの1つひとつには小さな意味しかないけど、そこから徐々に人間味やピュアな部分が見えてきて、世界観そのものも構築していくちょっと変わった脚本。それを芝居で見せることが果たしてできるのか?というぐらい未知の挑戦でした」と説明。さらに撮影現場を「2人の会話は撮っていてすごく純粋に楽しくて。心地のいい音楽を聴いているような感覚にもなるんです。僕は現場で、ずっとニコニコ笑ってる……だけでした」と回想した。
小泉は「皆さんご覧になってから考えてほしいんですけど」と切り出し、「まともじゃないのは僕?かもしれない。宮本以外のお三方がすごくまともに見えるかもしれない。僕だけちょっと疎外感を感じてます」と意外な感想を吐露。成田が「確かに(笑)。お客さんが素直すぎたら、小泉さん嫌われるかもしれないですね」と同意する。また、大野と宮本というタイプの異なる男性とのシーンが多かった泉は「撮影を2度楽しんだ気がします。美奈子にとっても人生が豊かになるような男性の登場でした」と語った。
「まともじゃないのは君も一緒」は3月19日より全国ロードショー。
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