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本作の主人公はぜいたくざんまいで堕落した暮らしを送るタケシ。劇中では彼が祖父の娘を探すため、モンゴルでさまざまな出会いや経験を得ていくさまが描かれる。柳楽がタケシに扮し、
柳楽は「公開できることに喜びを感じます。うれしいっすね」と会場を見渡しながらはにかむ。そして、本作がドイツでも上映されたことに触れ「お客さんはびっくりするぐらい爆笑してました。こんなに笑うかな?ってぐらい笑う。ロードムービーへの反応もよくて、旅行が好きな人に気に入ってもらえるのかなと思いました」と回想。KENTAROも「全回ソールドアウトで、とても楽しかったですね」と続ける。
撮影時のエピソードを問われると柳楽は「砂漠地帯でモンゴルの運転手さんが移動中に道に迷って、拗ねちゃったんです。プロデューサーが『代わりに俺が運転しなきゃな』って言っていて」と笑い、KENTAROは「モンゴル人は面白いんです。みんなそれぞれのことをしていても、誰かが『旅行に行こう!』と言うと30分で用意できる」と語った。
タケシが狼と戦うシーンに話題が及ぶと柳楽は「ほっそいリードでつながれてたんです。これ切っちゃうんじゃないかな?って思ったんですが、監督が『(狼は)目が悪いから大丈夫だ!』と言ってて(笑)」と述懐。これを受けたKENTAROが「調教されていると聞いていたんですが……実際はどうだったんでしょうね。怖かったかもしれないね」とマイペースに述べると、柳楽は「怖かったですよ。狼は何を考えているかわからないので!」と声を上げ会場に笑いを起こした。また印象に残っている場面としてKENTAROが爆破シーンを挙げると、柳楽は「撮影後に10分ぐらい耳鳴りが止まらなくて。そうしたら監督が抱きしめに来てくれました」と思い返す。司会が「抱きしめられて耳鳴りは止まったんですか?」と尋ねると、柳楽は茶目っ気たっぷりに「全然、止まらなかったです」と報告した。
イベント中盤にはアムラ・バルジンヤムから届いたメッセージがスクリーンに流される場面も。彼について柳楽が「本当に心強くって! モンゴルの大スターなのでみんなが『兄貴使いなよ!』ってロケ地を貸してくれるんですよ」と言うと、KENTAROは「親分みたいだったね。2人ともいい役者で違うタイプのアニマルを持っている。(柳楽は)野獣的なものが70%ぐらい入っている」とコメント。柳楽は「いや、80%ぐらいかなって思いますね(笑)」と付け足した。
最後に柳楽は「物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさって大切なんだなと撮影を通じて感じることができました。そういうところにも注目していただけたら」と、KENTAROは「皆さんの感想を聞きたいです。楽しみに観てください」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「ターコイズの空の下で」は、全国で公開中。
横川シネマ @yokogawacinema
【ターコイズの空の下で】広島上映は、ただいま最終週です(15:10〜/30日終了)。どうぞ、お見逃しなく!
「ターコイズの空の下で」柳楽優弥が狼との撮影回想「ほっそいリードでつながれてた」 https://t.co/epvlFGxVOl