1975年に製作された「
あわせて映画評論家の山田宏一からコメントが到着。フライシャーの手がけた作品を列挙しながら「どんな映画も柔軟に見事に面白く撮ってみせる、ハリウッドではプロフェッショナルとよばれた職人監督の一人だ」とたたえている。また「『風と共に去りぬ』の闇の裏面史を描いてアメリカ中を震撼させ、大ヒットしたものの、アメリカの恥さらしとみなされてマスコミに黙殺され、映画史から消されつつあった」という本作を「愛と憎しみが交錯するサスペンスにみちた力強くすさまじい、怒りのヒューマニズム映画だ」と絶賛した。
「マンディンゴ(デジタルリマスター版)」は3月12日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。キャストには
山田宏一 コメント
リチャード・フライシャー。
どんな映画も柔軟に見事に面白く撮ってみせる、ハリウッドではプロフェッショナルとよばれた職人監督の一人だ。
SFスペクタクル映画(「海底二万哩」「ミクロの決死圏」「ソイレント・グリーン」、ウォルト・ディズニー製作の「海底二万哩」と同じように子供向け、家族向けのファンタジー「ドリトル先生不思議な旅」などもふくめて)を撮ってよし、西部劇(「叛逆者の群れ」)を撮ってよし、犯罪映画(「恐怖の土曜日」「絞殺魔」)を撮ってよし、古代史劇(「バラバ」)を撮ってよし、海賊映画(「ヴァイキング」)を撮ってよし。
そして、アメリカ南部の黒人奴隷農場を描いた「マンディンゴ」──「風と共に去りぬ」の闇の裏面史を描いてアメリカ中を震撼させ、大ヒットしたものの、アメリカの恥さらしとみなされてマスコミに黙殺され、映画史から消されつつあったところを、「アメリカを知る」映画評論家・町山智浩氏によれば、「これはすげえ映画だ!」とクエンティン・タランティーノ監督の一声が刺激になって、じわじわと再評価の気運が高まったという呪われた「黒歴史」の名作。
こんなことがあっていいのか。
愛と憎しみが交錯するサスペンスにみちた力強くすさまじい、怒りのヒューマニズム映画だ。
菱沼康介 演技強化WS! 短編集!! 新作準備中!! @hisikosu
「マンディンゴ」は“怒りのヒューマニズム映画”と山田宏一が称賛、予告編も到着 https://t.co/VnnLy8GK8a