オムニバス映画「
本作は“心の濃厚接触”を描く約10分のショートストーリーを8本集めたもの。それぞれの作品の脚本を丑尾健太郎、粗品、高須光聖、又吉直樹、福徳、品川、福田麻貴(3時のヒロイン)、上田誠(ヨーロッパ企画)が執筆した。
まず「まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい」の脚本を手がけた福徳とキャストの後藤がステージへ。作品をまだ観ていないという福徳に後藤が「なんで観てないの? データ送られてきたやんか」とツッコむと、福徳は「自分の作品はテンション上がるのかなって思ってたんですけど、観るのが照れくさい」とはにかむ。タイトルに話題が及ぶと福徳は「好きな人に告白できないんですという相談がSNSに書き込まれたりする。告白できないって言っている人って回りくどい。それが告白になってたりするので」と着想のきっかけに言及した。
続いて登場したのは「戦湯 ~SENTO~」の監督と脚本を担当した品川と出演者の秋山。品川は「コロナが終わったら男同士の裸の付き合いがあったらいいよねと思ったんです」と述べ、「(出演者の)般若くんの体はバッキバキで、秋山の裸は面白い」と満足げな様子を見せる。すかさず秋山は「日焼けサロンで撮影の前々日に一発ぶちかましてきました。前日だと赤くなっちゃうので」とこだわりを明かし、会場を笑わせた。品川は「銭湯に対して思うことを秋山に聞いて、家に持ち帰って脚本を書きました」と、秋山は「銭湯には主がいるんですよ。湯がぬるいことにやたらうるさいとか(笑)」とコメント。また撮影時を振り返り秋山は「現場ではフルチンだったんです。女性スタッフもいるので手で隠してたんですけど、品川さんがこけたのでその手で品川さんの手を握りました」と笑う。最後に秋山がTシャツに書かれた架空のドラマ「木曜ドラマ 甘味裁判官あんみつ先生」を宣伝すると、品川は「それ作ろう!」とノリノリで返した。
「バックヤードにて」は近藤と水川あさみが共演した作品。近藤は「短い時間にSF要素も入っています」と紹介し、「いかんせんタイムトラベラーの役ってやったことがない。実生活でももちろんないので役作りができない。想像力をどれだけ発揮できるかでしたね」と思い返した。水川と普段から親交のある近藤は「さすが女優さん! 切り替える力と雰囲気作りがすごい」とたたえ、「朝早い撮影で私がごはんを忘れてしまったんですけど、水川さんがバナナをすっと分けてくれて。ゴリラの親子みたいなやり取りがありました(笑)」と裏話を披露する。さらに「(水川は)いろんな映画で賞を獲っている。主演ですから、これで私も獲らないとっていうプレッシャーはありますね」と茶目っ気たっぷりに語ってから「万引きする主婦にはなぜだか自信がある。すっと入れました」と述懐し会場を笑わせると、「タイムトラベラー役といえば、春菜しかいないってなったらいいですね」と意気込んだ。
最後に「同度のカノン」の監督と脚本を担当した粗品とキャストの亜生が登場する。粗品が「本当は役作りで坊主にしてほしかったんですよ」と嘆くと、亜生は「せえへんって! M-1も控えてましたし」と声を上げる。粗品が「映画やぞ!」と切り返すと、亜生は「園子温監督なら坊主にする。こんな粗品の10分の映画のために」と吐き捨て、「一番最初にキャストに選んでくれたんでしょ?」と投げかけた。これを受けた粗品は「いや、兼近(大樹)が無理やったからやねん」と暴露。最後には「僕の脚本と、海宝直人さんの演技だけ観てください!」とアピールした。
「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」は2月26日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
映画ナタリー @eiga_natalie
「半径1メートルの君」粗品が亜生のキャスティング理由暴露「兼近が無理やったから」(写真16枚)
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