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本作の主人公は、かつて巨大な犯罪帝国を築き上げ暗黒街の顔役と恐れられたギャング、アル・カポネ。認知症が悪化していき血塗られた過去の悪夢に苛まれる彼が、奇行を繰り返すさまが描かれる。
カポネ役のハーディは「物語も主人公も何層にも重なって、込み入っているんだ。ユーモアのセンスが織り込まれ、深い情感があり、複雑な主人公がいる」と述べ、「カポネはまず刑務所に、そしてのちに自分の心に監禁される。僕たちは自分が誰だかもはや思い出せない人間に、過去に犯した罪の責任を問えるのかどうかを探っている」とコメント。
また「たくましく生きた人間に穏やかな終末が与えられている」と本作について語るハーディは、「『カポネ』はいかに上手に僕がアル・カポネのマネができるかを見せる映画じゃない」と話し、「もっともわくわくしたのは、いったんカメラが回り出したら、僕には自由に選べる選択肢が用意されていたことだよ。それらの選択肢はいくつかの事実にもとづいてはいるけれど必ずしも100%正確ではないんだ」と振り返っている。
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刑務所、そして自分の心に監禁される…トム・ハーディが「カポネ」語る - 映画ナタリー
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