柄本佑「痛くない死に方」を語る、目指した在宅医は「親しみやすいお兄ちゃん」

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痛くない死に方」で主演を務めた柄本佑のインタビューコメントが公開された。

柄本佑 (c)花井智子/nippon.com

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「痛くない死に方」ポスタービジュアル

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本作は在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏の著作をもとにした医療ドラマ。主人公・河田仁が病院でなく在宅医だからこそできる医療を模索し、人の死と向き合っていくさまを描く。「TATTOO(刺青)あり」「愛の新世界」の高橋伴明が監督と脚本を担当した。

柄本は台本を最初に読んだ感想を「起承転結のあるストーリーが非常に映画らしくあるように感じ、読みながらどんどん引き込まれました」と述懐。「人間の生き方、死ぬまでの過ごし方がテーマで、タイトルも『痛くない死に方』。ある種の重さが出ていながらも、どこかシニカルな軽さと面白さみたいなものがあって、押し付けがましくならない。高橋伴明さんの手腕にほかならないですよね」と称賛する。

「痛くない死に方」

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撮影前には長尾が在宅医として働く現場を見学したという柄本。「長尾先生は普通の医師とはまったく違って、気軽に『こんにちはー、元気にしとった?』という感じで患者さんのお宅に入っていきます。診察するスキルを持った、近所の親しみやすいおじさんのような距離感で接しているようにも見えました。撮影前にお会いして、長尾先生の現場を勉強しておいて、よかったと思いました」と振り返る。

「痛くない死に方」

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この見学は、映画の前半と後半で大きく変化する河田の役作りに生きたそう。柄本は「かなりビビッドにギャップを作るという行程が自分の中でできた。前半の河田も、在宅医として自分なりにちゃんと仕事をこなしてはいる。決して悪い医者ではないんです。だけど前半の河田は若干ヒール気味に見えて、後半は親しみやすいお兄ちゃんになれたらいいなと思ったんです」と明かした。河田の見た目にも変化を付けるため、後半は白衣を脱ぎ、眼鏡をコンタクトレンズに変え、親しみやすい人物像を作り上げていったという。

「痛くない死に方」は2月20日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次ロードショー。坂井真紀、奥田瑛二、余貴美子、宇崎竜童、大谷直子もキャストに名を連ねた。

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(c)「痛くない死に方」製作委員会

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あやりん @aya_aya58

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