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丸木戸マキのマンガを原作に、ポルノ小説家の木島理生と就職したての青年・久住春彦の関係を描く本作。文通で遠距離恋愛を続けていたが、すれ違い、気まずくなった2人の人生と愛を巡る物語が切り取られる。竹財が木島、猪塚が久住を演じた。
舞台挨拶に先立ち、イベントでは本作のプロローグに当たる「ポルノグラファー~春的生活~」を配信。竹財は本作と「春的生活」の感想を問われると、「ドラマのときから三木監督の映像は映画っぽいと思っていました。『プレイバック』は本当にちゃんと映画になっていたので、すごいと思ったのが最初の感想です。僕はとにかく映画が大好きなので、この形でお届けできることをうれしく思います。役者冥利に尽きるぜいたくな時間を過ごさせてもらいました。それもこれも皆さんのおかげだと心から思っています。僕、あまり感情が表に出ないので、感動が伝わりにくいかもしれませんが、本当に心からうれしいんです!」と満面の笑みを浮かべた。
猪塚は「僕的には“理生さん”と名前で呼べるようになった経緯が描かれていて、とても印象深い話なので大好きです。配信と映画、両方楽しんでほしいです」と呼びかける。木島の担当編集・城戸士郎役の吉田は「城戸としては複雑ですよね。僕の知らないところで、2人はこんなことになっていたのかって。回想シーンで一瞬登場します(笑)。髪がわりと短い頃だったので、さっきも3人で映像を観ながら、“髪が刺さりそう! 痛そう!”なんて楽しく振り返っていました。懐かしいな、なんて振り返りながら楽しめるのもいいですよね」と映像を楽しんだことを述懐。三木は「(もう3年も携わっているので)シーズン 1、2は忘れていることも多い」と茶目っ気たっぷりにほほえみつつも「『春的生活』を観てから劇場版を観るのがお勧めです」と強調した。
ここで、ファンから事前に募った質問に登壇者たちが答えるコーナーに。約2年半ぶりの撮影の感想を訊かれた竹財は「『ポルノグラファー~インディゴの気分~』のときは、撮影直前に逃げ出そうと思ったくらい、どうしようという不安でいっぱいでしたが、今回はすんなり役が戻ってきて、気負わずに現場に入ることができました」とほほえむ。猪塚は「映画の撮影は理生さんの実家にお邪魔するシーンから始まったんですが、他人の家族の中に入っている居心地の悪さ、というのが撮影序盤のぎこちなさとリンクする部分もあり、役と一体になって徐々に作品の世界観に入っていく感じがありましたね」と回想した。
吉田は「参加した期間はすごく短いのですが、2人の姿を観て、安心して入っていけた感じがします。僕はとても大事なシーンでコーヒーを“コーシー”と言ってしまう失敗をしてしまいましたが……」と告白。吉田のエピソードについて猪塚は「スタッフさんからその話を聞きました。一緒のシーンがなかったのですが、吉田さんらしいなと思い、そのときの現場の話でいっぱい盛り上がりました」と明かす。本作での竹財について、三木は「前回までは竹財さんとすね毛は剃るのかなど、いろいろと細かい打ち合わせをしていたのですが、今回はまったくそういう相談がなくて。竹財さん自身がすでに木島を仕上げてきている感じでした」と振り返る。また、「久住くんの木島を見つめる目が“恋をしている目”だったので、『もう(役の感触を)思い出したのね』と安心しました」と述べた。
「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」は、2月26日より東京・新宿ピカデリーほか全国で3週間限定上映。
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マサ @progressviva919
先週から地上波で放送始まったのを観て映画が気になってしまった。
【イベントレポート】竹財輝之助「ポルノグラファー」映画化に「本当に心からうれしいんです!」 https://t.co/iqwdui4FDG