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本作は、日本最大の民衆蜂起と言われる1918年の米騒動を題材にした痛快エンタテインメント。高騰する米の価格に我慢の限界を迎えた富山に住む漁師のおかか(女房)たちが、家族の腹を満たすために立ち上がるさまを描く。井上が主人公・松浦いとを演じたほか、おかかたちのリーダー清んさのおばばに室井、いとのおかか仲間トキに鈴木が扮している。
イベントは緊急事態宣言の影響により当初予定していた劇場での舞台挨拶を取りやめ、マスコミだけ呼び込む形に。井上は「大変な中に集まっていただきありがとうございます。昨日から公開していて、映画を観に行ってくれた人もいらっしゃると聞いて感謝しています」と挨拶。1月1日から先行上映を開始している富山では8日時点で観客動員数が1万人を突破した。富山まで舞台挨拶に行った室井は「(現在の富山は)豪雪に見舞われていて、劇場に来てほしいとも言えず試練の日々を迎えています。映画をご覧いただいたらわかるように、103年前の米騒動もそのものが試練。試練の中で打ち勝っていくという話ですので、正しく恐れて劇場に来てくれるとうれしいです」と伝える。
公開の縁起を担ぎ、12万2000円の電気釜を購入したという室井は「炊き上がりが素晴らしくて、103年前のおかかたちに食べさせてあげたいなあと思いながら、自分が太ってしまった」と笑って打ち明ける。井上は役作りのため撮影期間中は“米断ち”をしていたそうで「お米を断ったら、体重がどんどん落ちていきました」と回想。そこへ監督が「でも、日本酒は飲んでいたんですよね」とツッコミを入れると、井上は「室井さんがおいしい鱒寿司を差し入れくださって。日本酒と酢飯はOKということにしました(笑)。白米だけ食べなかったんですよね」と話し、笑いを誘った。
映画の見どころへ話が及ぶと、鈴木は「監督の映画は群像劇、動きのある作品が多い。本作も一致団結したおかかたちが最後に集まるところが見どころ。でも生活に密着した表現もちりばめられているので女性たちにも観てもらえたら」とアピール。映画から「庶民の底力」を感じたという井上は、昨今のコロナ禍を踏まえ「大変なときに名もない人たちのがんばろうとする力が物事を大きく変えていくんだろうなと思う。この時代に勇気を与えられるような作品になっていると思います」と語る。最後には「出口のないトンネルにいる気分になることもありますが、映画や娯楽がそこに射す一筋の光になればいいと思う。そう信じて、私もがんばっていきたい。安全第一だけれど、がんばりすぎず『もう我慢できん!』と思ったら、この映画を思い出してほしいです。映画館は開いてますので!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「大コメ騒動」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開中。
️万帆🩵🩷 @maho0920_sassrt
「大コメ騒動」井上真央は撮影期間に“米断ち”、でも「日本酒と酢飯はOK」 - 映画ナタリー
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