ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」のオンライン記者会見が本日1月3日に行われ、キャストの
岡田惠和が脚本を担当した本作は、余命宣告を受けた1人の女性と彼女を取り巻く家族の絆を描いたドラマ。物語は自身の余命がわずかであることを知った主人公・田渕ゆり子が、父親が1人で暮らす東京の実家に帰省するところから始まる。石原がゆり子、寺尾が彼女の父・笹井亮介を演じ、亮介の元教え子であるゆり子の夫・田渕繁行に向井、亮介の担当編集者である野村に勝地が扮した。
初共演で親子を演じた石原と寺尾。「撮影の前とあとでお互いの印象は変わったか?」とМCに問われると、石原は寺尾について「お会いした瞬間からたくさんお話してくださいました。無理をしている感じではまったくなく、ただ自然と会話や空気が生まれて、今回の脚本について『僕はこう思う』といろいろな話をしてくださったことが印象的でしたね。愛を包んでお届けしてくれる温かい方だなと思います」とほほえむ。撮影後、寺尾のライブにも足を運んだという石原は「(撮影のときとは)全然違いました! 色気ムンムンでダンディな寺尾さんでした(笑)」と回想した。
寺尾は「俳優さんは、舞台の直後にドラマをやるとお芝居が大きくなる方が多い」と前置きしつつ、当時石原も舞台に出演していたことから「どれだけこの役をナチュラルに演じるんだろうと思っていたんですが、ものの見事に演じてくださいました。僕は『石原さとみはとても素敵な女優さんだ!』と思いましたので、皆さんにも是非ご覧いただきたいです」と称賛した。
本作の見どころを問われた4人。石原は「ゆり子がお父さんと会って同じ時間を共有したいという気持ちを行動に移したことから始まるんですが、その一歩は彼女にとってとても大きかったと思うんです。同じ時間を過ごすだけで生まれてくるものってあると思いますし、ただ生活をするということにとても価値があるんだと伝わる作品です」と述べ、寺尾は「出演者の人数は少ないですが、皆さんとてもいい演技をされています」と話す。
向井は「家族って、生まれて初めて出会うコミュニティであり、一番身近なコミュニティ。それを取り巻く人たちのささいな物語なんですが、日本人らしい奥ゆかしさや直接的な言葉ではない思いが乗っかるドラマです。いろんな世代の人に柔らかい刺激を与えてくれるのがこのドラマの魅力じゃないかなと思いました」とコメント。勝地はゆり子が実家に戻ってきたシーンが好きだと語り、「最初はゆり子さんが帰ってきた理由もわからず、本当はそのことを言いたいのに、お父さん(寺尾)が『わかった』って言うんです。『おかえり』と『ただいま』だけで受けてあげるシーンで、それが家族だし、人と人とのつながりだなと感じました。家族みんなで見ていただけたらいいなと思います」と思いを語った。
会見の最後に、石原は「個人的なことですが、こういう役がやりたかったです。それがこのチームでできたことが本当に幸せです。撮影は1年半前で、そのときは『この当たり前の日常がとても尊い』と思いましたが、こんなに状況が変わった今、あの当たり前がとてもうらやましいなと感じます。1日も早くこのドラマのような世界が戻ってきてほしいと思っていただける時間になると思います」とアピールした。
「人生最高の贈りもの」は、明日1月4日20時よりテレビ東京系でオンエア。
新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」
テレビ東京系 2021年1月4日(月)20:00~21:54
なおきち @naokororin2
石原さとみ「人生最高の贈りもの」主人公に幸せ感じる「こういう役がやりたかった」 https://t.co/7NVhbSD69G