「
綿矢りさの同名小説をもとに、
「時効警察とくべつへん 刑事課・彩雲真空」以来の大九組への参加となった岡野。当初、店主役には女性が想定されていたそうだが、大九は「岡野さんに出てほしいと考えているうちに、いつの間にか“ヒゲの男”という設定になって。徐々に“岡野色”が強くなっていきましたね」と変更の理由を告白する。当の岡野は「めちゃくちゃ面白かったです! 僕はギャンブルが好きで、絶対に明日この馬買おうと心に決めていても、よく脳内にいる“A”みたいな存在が出てきて心が惑わされることがあるので、すごい共感できましたね」と本編を観た感想を述べる。
先頃「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」で優勝したばかりの吉住は「監督くらいなんですよ、私が『THE W』で優勝すると信じてくれていたのも! 人力舎なんて誰も信じてくれなかったのに(笑)」「私を起用してくださったのもタイミングが神がかっていて、本当にありがたかったです」と大九に感謝する。「THE W」準決勝の前に本作を鑑賞したときには、自身の出演シーンが心に刺さって思わず泣きそうになったと言い、「隣に岡野さんもいて、絶対に涙を見られたくないので、歯をくいしばって耐えてました」と笑いを交えながら明かした。
イベントでは、のんからキャスト2人へのサプライズメッセージが読み上げられる一幕も。「トイレから現場に戻るとき人力舎の芸人さんたちとかけっこをされていて、こんなにエネルギッシュな方なんだと疾走感に感動しました。『THE W』優勝おめでとうございます!」とのコメントに、吉住は「めちゃくちゃ痛いやつじゃないですか」「のんさんがいらっしゃったので、人力舎の芸人もみんな浮かれていたんだと思います」と答える。そして「岡野さんのコロッケ屋さん、最高でした! なぜか温かみがあって、懐の深いコロッケ屋さんに見えました」という言葉を受けて、岡野は「現場でお会いした際、監督からのんさんへ『この人は鶏肉のネタをやる人だよ』と説明されて。僕がR-1(グランプリ)でやった鶏肉を大空に飛ばすというネタのことを指しているんですが、監督がのんさんにそのネタを見てみてと伝えていて。それで監督がのんさんに『どうでした?』と聞いたら、苦笑いを浮かべてましたよ」と撮影時のエピソードを話して会場の笑いを誘った。
「私をくいとめて」は全国で上映中。
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Atsushi Fukuda @fukudadesuga
「私をくいとめて」吉住が現場でかけっこ、のんとの共演に「人力舎は浮かれてた」 https://t.co/1HzyC99hTN