東映の2021年作品ラインナップ発表会が、本日12月22日に東京・東映本社で開催。
清水が監督を務めたのは、山田杏奈と山口まゆがダブル主演した「
また吉永小百合の主演作「
白石は監督作「孤狼の血II(仮題)」が完全オリジナルストーリーとなった経緯を説明。「いろんな人と、続編をやりたいという話はしていました。ただ前作のラストを少し変えてしまったので、原作の続編につながらない事態になってしまった。イメージとしては、小説『孤狼の血』と『凶犬の眼』の間の物語です。脚本の池上純哉さん含めみんなで作りました」と語る。そしてコロナ禍によって制作が難航するのではと不安を抱えたことを明かしつつ「でも東映さんで打ち合わせをすると『監督、うちは絶対やるんで』『清水組は今クランクインしてます』と。東映さんの『映画を作るんだ』という腹のくくり方が心強かったし、それに応えなきゃいけないと思いました。こんなに休むこともなかったので、デビュー作以来の武者震いのようなものがあります。『この1本を撮れたら俺どうなってもいいな』という気持ちでやっていました」と力を込めて話した。
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また質疑応答の時間には、コロナ禍における来年以降の映画制作についてコメントを求める声が上がった。清水は「今回、急いで娯楽映画の撮影に入る必要はあるのかという意見もありました。スタッフは仕事が欲しいけど、不安もあった。ただ紀伊宗之プロデューサーが『何があってもやるぞ』と言って決断してくれました。今になって思えば、状況はあのときも今も一緒。こういうことがいつまで続くのかは誰にもわからないんです」とコメント。「作品を作ることでしか社会に貢献できないので、できる限り準備と対策をしながら続けていくしかないと思っています」と力強く述べた。
成島は「いのちの停車場」の撮影を一時中断したことに触れつつ「PCR検査が以前よりできるようになった。広瀬すずちゃんも陽性になりましたが、事前に検査できたのでクラスター発生とはならなかったんです」「クラスターが出てしまっては駄目なので、作り手側も観客もルールを守ってやっていくしかない」と回答。白石は「孤狼の血II(仮題)」の現場で夜に外出して店で飲食することを基本的に禁止にしていたと話し、「プロデューサーががんばってくださって、“孤狼の血居酒屋”というような作品関係者しか入れない場所を作っていただいた」と独自のやり方を明かした。そして「映画館にあんな長い時間行かなかったのは初めてです。自粛期間中に改めて、映画は人生にとって必要だとしみじみ感じた。衣食住に関係ないからということではないとわかった期間でした」と振り返った。
先月まで映画の現場に入っていたという前田は「入る前と途中で全員がPCR検査をしています。衛生班と呼ばれるスタッフが30分ごとくらいで消毒作業を行い、1時間ごとに換気も。車両移動でも密にならないようにして、キャスト・スタッフも安心してやっていました。この状況では心を満たすものが必要」と制作を続けることへの意欲を見せた。
なお2021年度の作品ラインナップ、公開日一覧は下記の通り。
東映2021年度作品ラインナップ・公開日一覧
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「樹海村」2021年2月5日(金)公開
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「映画ヒーリングっど▼プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」2021年3月20日(土・祝)公開
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「いのちの停車場」2021年5月21日(金)公開
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「東映まんがまつり」2021年8月公開
「劇場版仮面ライダーセイバー(仮題)」「機界戦隊ゼンカイジャーTHE MOVIE(仮題)」2021年夏公開
「映画トロピカル~ジュ!プリキュア(仮題)」2021年秋公開
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「劇場版仮面ライダー(仮題)」2021年冬公開
「老後の資金がありません!」2021年公開
「孤狼の血II(仮題)」2021年公開
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「ルパンの娘」2021年公開
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※「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の「:||」はリピート記号が正式表記
※文中の▼はハートマークが正式表記
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