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イタリア映画「おとなの事情」をリメイクした本作は、スマートフォンに届くメールと電話の内容を見せ合うゲームを始めた男女7人を描く群像劇。客席を見渡した東山は「撮影から1年くらいが経ち、やっと皆さんに観ていただけることをうれしく思っています」と挨拶し、隣に立つ鈴木と常盤との共演を「リハーサルで初めてお会いしたとき、同じ空間にいるというのが非常に感動的でした」と振り返る。そして「皆さんとご一緒できたのはとても有意義な時間でした。今回はワンシチュエーションものということで芝居のようでもありプライベートのようでもあり、自然体の中で撮影できたなと思います」と共演陣へ感謝した。
鈴木はそんな東山との共演を「リハーサル室で東山さんが『すごいなあ。鈴木保奈美と常盤貴子が並んでいるなあ』ってしみじみおっしゃってたんですけど、私たちも『わあ、少年隊がいるなあ』って思っていました(笑)」と回想し、常盤も「ただただかっこいいんですよ。いつでもヒガシ!みたいな」と同意する。また常盤は「お話をいただいたときから大変な闘いになるとわかっていたので、そういう時間を皆さんと共有して俳優としての姿勢を間近で見れたことは、私にとって宝になりました」と述べた。
益岡は、ほぼ順撮りだったという撮影を「ささやかな言葉の応酬を全員で職人のように積み重ねていって、完成形が少しずつ見えていったような気がしました」と述懐。すると田口も「リハでは台本を持ちながら『覚えてる?』とか探り合いをしていたんですけど、スタジオに入ってからはセリフが頭に入っているから、みんな『アヒージョの油が足りない』とか『パンをもう1つ俺にくれ』みたいなことが気になりだして(笑)。そういう会話も役のままのキャラクターだったので、いいコミュニケーションができていました」と撮影までの道のりを明かした。
現場で“隊長”と呼ばれていたという木南は「私が一番歳下なんですけど、“メシ押し”という夕ごはん休憩を入れるかどうかというとき、いつも切り込み隊長として『押しましょう』と言う係でした(笑)」とその理由を説明。続いて、淵上が「テンションの高い芝居をずっとしていたので、稽古から疲れましたね」と苦労を語ると、東山は「なんか若返ったよね? ひげがないからかな。だって先輩だと思ってたもん」と淵上に声を掛ける。和気あいあいとしたキャストたちの様子を見た光野は、「今しゃべっていただいた通りの皆さんのキャラクターが芝居にも出てる。意気投合していただいたので、いい芝居になって助かりました」とほほえんだ。
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