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笠原真樹のマンガ「群青戦記 グンジョーセンキ」をもとにした本作。スポーツの名門校で活躍していた高校生たちが“学校まるごと”戦国時代にタイムスリップし、仲間を守るために生死を懸けた戦いへ身を投じていく。新田が主人公・西野蒼、山崎がヒロイン・瀬野遥を演じ、鈴木が蒼の幼なじみである松本考太、渡邊が蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップし、歴史の操作をもくろむ不破瑠衣に扮した。
新田は現場の雰囲気を「1つの大きな部活みたい。現場の空気もよくて楽しく撮影できました」と報告し、「この作品に出演できたということが心の底からうれしいです」と真摯に語る。山崎が「(新田は)いっぱいいっぱいになっているときに、お芝居中もさりげなくエスコートしてくれました。テストのときには『大丈夫? 動きづらくない?』と声を掛けてくれて。助けられましたね」と感謝を伝えると、新田は「エスコートしてるつもりは……恥ずかしいですね。ありがとうございます」とはにかんだ。「まっけんが座長でよかったとしか思えないです!」と切り出したのは鈴木。「コミュニケーションを率先して取ってくれたので、楽しく、ときに厳しく撮影できましたね」と振り返り、「まっけんがアクションしたり笑ったりすると現場に一体感が生まれるんです。いまだにキャスト全員仲がいいですね」と笑顔で言及する。
渡邊が「この映画は部活感を大切にしているんです。この3人の仲のいい空気感……それを端から見ていて、寂しい思いをした2カ月間でした(笑)」と口にすると、すかさず山崎から「そんなことないじゃん! 休憩時間一緒にいたじゃん(笑)」とツッコミが。気を取り直した渡邊は「表では敵対させていただきましたが、子供みたいに駆け寄ってくるまっけんを見ながらやったーと思ったり。思い出になる作品です」と述べ、座長としての新田に関しては「オンとオフがはっきりしている。ふざけるときはみんなとふざけるし、ピリッとするときはピリっと。だからすごくいいチームですね」と伝えた。新田に会うよりも前に彼の父・千葉真一に会う機会があったという本広は「(千葉は)この作品の台本を読んでいたんですが、『あれはあれだね』しか言われなくて、内容には一切触れない(笑)。帰って本を直そうと思いました」と裏話を披露し、会場を和ませる。
イベント中盤には戦国武将を演じた三浦春馬、松山ケンイチとの共演シーンに話題が及ぶ場面も。渡邊は「不破を演じるにあたって何事にも動じないことを心掛けていたんですが、松山さん演じる織田信長に近距離で説教されるシーンでは本当に泣きそうになりました。役者としての大きさを知りましたね」と回想。それを受けて新田も「僕が共演したシーンでは松山さんと5m離れていたんですが、いつでも斬られそうな雰囲気でした」と思い起こす。鈴木は三浦との共演シーンを振り返り、「刀さばき、佇まい、カメラが回ってないときの笑顔……大きい存在だと感じましたね」と力を込めて語った。
最後に新田は「僕が役者になりたいと思ったきっかけをくれたのが三浦春馬さんでした。この映画でご一緒できて感謝しています」と思いを口にし、「一緒にお芝居をしていて、すごく幸せでした。たくさんたくさんこの作品から得ることができました。役者人生ですごく大切で、ずっと忘れることができない経験です。宝物だと思っています。大好きな春馬さんの最高の姿が見られますので、楽しみにしていてください」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「ブレイブ ‐群青戦記‐」は3月12日に全国公開。
※記事初出時、キャラクター名に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします
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原作:笠原真樹(集英社ヤングジャンプコミックス)