山下敦弘が映画「リアリズムの宿」登場人物の17年後描く、新作短編をオンライン上映

山下敦弘の新作短編が、オンラインアートプロジェクト「AICHI ONLINE」内で披露される。

愛知県では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により活動機会が減少したアーティストに、県内文化施設と連携した作品の制作を委託してオンラインで配信する事業「AICHI ONLINE」を始動。映画、演劇、音楽、美術など、さまざまなジャンルで活躍するアーティストによる9作品がラインナップされている。

愛知県半田市出身の山下は、同市を舞台にしたタイトル未定の短編映画を制作。2004年に公開された山下の監督作「リアリズムの宿」の登場人物たちの17年後を描く内容になるという。作品はWebサイトを通じて公開され、愛知県内の映画館あるいは文化施設で上映会も行われる。

各作品は特設サイトで配信。2月1日から3月21日にかけて公開される。全プロジェクトの詳細は特設サイトで確認を。

※「AICHI ONLINE」の“AICHI”と“ONLINE”の間の半角スペースは左右矢印記号が正式表記

※記事初出時、一部事実と異なる部分がありました。お詫びして訂正します。

AICHI ONLINE

配信期間：2021年2月1日（月）～3月21日（日）

プロジェクト概要

山下敦弘：短編映画「タイトル未定」
武部敬俊 / LIVERARY：ライブ＆アーカイブ・プロジェクト「LIVERARY LIVE RALLY “Extra”－YOUR CITY IS GOOD－」
劇団うりんこ / うりんこ劇場：映像プロジェクト ベイビーシアター「MARIMO」
ON READING：短歌プロジェクト「ここでのこと」
玉山拓郎：オンライン・インスタレーション「A glass of water（仮）」
西尾佳織 / 河村美雪：映像プロジェクト「この町に住んでいる絵に会いにいく」
西田雅希 / 黒川岳：サウンド・インスタレーション「甕々の声（仮）」
明貫紘子：アーカイブ・プロジェクト「Archive of Media Art in Aichi（仮）」
三浦よし木：読み切り漫画「花をうめる（原作：新美南吉）」