本作はマンガ家という職業を娘に内緒にしている後藤可久士と、その娘・姫の日常をつづるコメディだ。原作は「かってに改蔵」「さよなら絶望先生」などで知られる久米田が、2015年から2020年にかけて月刊少年マガジンで連載したマンガ。全12巻が刊行されている。
亜細亜堂が制作したテレビアニメは、4月から6月にかけてオンエアされた。
劇場版の製作は本日12月12日に埼玉・ウェスタ川越 大ホールで行われた「TVアニメ『かくしごと』スペシャルイベント~こんなイベントやって姫にバレたらどーする!~」で明らかになったもの。久米田自ら最後に登場し、サプライズで発表した。
劇場版の決定に当初は「なんで…?」と驚いたという神谷。当初の予定では原作とテレビアニメがほぼ同じタイミングで最終回を迎える予定だったそうで、神谷は原作の終了が1カ月遅れたことに言及しつつ「TVアニメシリーズで描ききれなかった部分を皆さんにお届けしようということで、劇場編集版をつくると聞き、それならたしかに作る意義があると思いました」とコメントしている。
神谷浩史 コメント
劇場版が決まって
なんで…?と思ったのですが、本来、TVシリーズと原作を一緒に終わらせるという予定でしたが、原作の方が一ヶ月遅れて終了することになり、TVアニメシリーズで描ききれなかった部分を皆さんにお届けしようということで、劇場編集版をつくると聞き、それならたしかに作る意義があると思いました。
久米田先生は、姫目線で良いところだけを抽出していくと、元々ギャグ漫画なのにギャグの部分がなくなってしまって、自分のアイデンティティーがゼロじゃないかとおっしゃっていましたが(笑)。
TVアニメとは違った、原作に準拠した「かくしごと」を、姫目線でお届けするという、新しい試みの劇場編集版を楽しみにしていてください。
ファンへのメッセージ
自分たちが頭の中でしか補完できなかった原作のラストを、TVシリーズをつくった村野監督をはじめとするスタッフたちが作ってくれるということで、ファンの皆さんもそうだと思うのですが、僕も楽しみにしています。
また、全く「かくしごと」を知らないという方に進めやすい作品になると思っています。
色んな作品、コンテンツ、YouTubeにて10分くらいで楽しめるものなどが多い時代、TVシリーズを1作品まるっと勧めるのはハードルが高い気がします。ただ、劇場作品1本なら観てくれるんじゃないかなと思うし、「かくしごと」は勧めやすい内容になっていると思いますので、劇場編集版を観て気に入っていただけたら、TVシリーズを観ていただいたり、久米田先生の原作を読んでいただけたら嬉しいとおもっています。
とにかく、僕自身も楽しみにしているので、アフレコに気合いを入れて臨みたいと思います。
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