日本大学芸術学部映画学科の学生が主催する日芸映画祭「中国を知る」が、明日12月12日から18日にかけて東京・ユーロスペースで開催される。
今年で10回目となる日芸映画祭は、企画立案から作品選定、上映交渉や会場運営まで、学生が主体となって行うもの。彼らが香港情勢の報道に衝撃を受けたことが発端となり「中国を知る」が今回のテーマになった。
ラインナップには
作家であり日本大学芸術学部教授の楊逸は「小さな銀幕は、異文化を覗く『目』になり得るのです。覗いて、驚いて、知って、理解はきっとそれから始まるのでしょう。そして『日中友好』も、です」と本特集にコメントを寄せた。また
なお特集開催中にはトークショーも実施。登壇者や上映スケジュールは特集公式サイトで確認を。
日芸映画祭「中国を知る」
2020年12月12日(土)~18日(金)東京都 ユーロスペース
<上映作品>
「上海 支那事変後方記録」
「戦ふ兵隊」
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「珈琲時光」
「蟻の兵隊」
「天安門、恋人たち」※R18+指定作品
「イップ・マン 序章」
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「湾生回家」
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「乱世備忘 僕らの雨傘運動」
楊逸(作家 / 日本大学芸術学部教授)コメント
「私」を知ろうものなら、一ダースのハンカチーフを持っていくといい。一衣帯水の隣国には、原始の苦難を堪えながら生きなければならない人々がいます。彼らの姿、彼らの心、彼らの苦労、彼らの夢、彼らの愛憎物語……。
小さな銀幕は、異文化を覗く「目」になり得るのです。覗いて、驚いて、知って、理解はきっとそれから始まるのでしょう。そして「日中友好」も、です。
乙武洋匡(作家)コメント
年を追うごとにその存在感を増していく中国。いまや世界一の大国アメリカと肩を並べるほどの勢いを持つ隣国が、いったいどんな思想を持ち、何を見つめているのか。専門家の解説を聞くのもいいが、たまには映画から学びを得るというのも悪くないように思う。
伊沢拓司(QuizKnock代表 / クイズプレーヤー)
学生時代、友人とドキュメンタリーを見る会を開いていました。物事の裏側を知ったかのような優越感をくれたのも、その「知ったつもり」に冷水をかけてくれたのもドキュメンタリーでした。強烈な事実も、あくまで物事の一側面。ならばなるたけ多くの側面を揃えようと思い、希少作品を幅広く揃えてくれる日芸映画祭を訪れていました。視野を広げ、自分の意見を持つきっかけとして価値あるこの映画祭が、今年も開催されることに感謝いたします。
池谷薫の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
テーマは「中国を知る」、日芸映画祭で「蟻の兵隊」「天安門、恋人たち」など15本(コメントあり / 動画あり)
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