上川扮する刑事・糸村聡が遺留品にこめられた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の思いと事件の真相に迫るさまを描く同シリーズ。2011年に第1シーズンが放送され、2021年で10周年を迎える。脚本は大石哲也ら、演出は長谷川康、濱龍也、兼崎涼介が担当する。
第6シーズンの舞台は引き続き“特対”こと京都府警の特別捜査対策室。上川に加えて
シリーズ10周年を祝してスタッフからケーキを贈られた上川は「想定のはるか上のお祝いをしてくださって……ちょっとにわかには言葉にできないというか、感慨もひとしおです」としみじみ。そして自身にとっての糸村の存在を「“なかなか引っ越さないご近所さん”という感じでしょうか。別に引っ越してほしいわけではないのですが(笑)」と表現し、「本質は変わらない『遺留捜査』をお届けしつつも、実は今回、“新たな風”が吹いてくる気配をどこからか感じております」と第6シーズンについて語った。
※宮崎香蓮、兼崎涼介の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
木曜ミステリー「遺留捜査」第6シーズン
テレビ朝日系 2021年1月期 毎週木曜 20:00~20:54
上川隆也 コメント
10周年という節目の年に連続ドラマとして帰って来る心境
とにかく10年間、続けてこられたことに強い感慨を覚えています。ひとり勝手な思いかもしれませんが、実は2011年、東日本大震災の直後にスタートした「遺留捜査」は、役者として何が出来るのかを見出しかねていた僕に、届けられる何かがあることを示してくれました。。その思いは、決して色あせたり薄めたりしてはいけないものだと思っています。だからこそシリーズを重ねても、第1シーズンからの本質的なものは変えたくないですし、「遺留捜査」の持ち味として引き継いでいきたいと思っています。
10周年の祝福ケーキをプレゼントされた感想
想定のはるか上のお祝いをしてくださって……ちょっとにわかには言葉にできないというか、感慨もひとしおです。
糸村聡はどんな存在か
“なかなか引っ越さないご近所さん”という感じでしょうか。別に引っ越してほしいわけではないのですが(笑)、家を出るときにいつも前を通るような、身近な距離感にいる存在といいますか……。僕にとっても10年、ひとつの役と向き合うというのは初めてですが、だからこそ、ご近所づきあいが途切れることなく続いている……そんな不思議な親近感を抱いています。
10年間は上川にとってどんな歳月か
願いがかなった10年間、といえるのだろうと思います。10年後も芝居ができていたらと願っていたことが叶っているわけですから……。もしこれから10年先のことを問われたとしても、やはりそのときお芝居をしていられたら僕はある種、満ち足りていられると思うんです。そういう意味でも、この10年というのは実に満ち足りた時間を過ごした10年でありますし、その大きな部分を「遺留捜査」が担ってくれたと思っています。
今シーズンに期待していること
毎回、何がしかの期待を抱いて京都に行くのですが、結局、撮影に終始して何もできないまま帰ってくるんです。ですので、今回も冬の京都で何かを満喫するようなことはないだろうと覚悟して撮影に邁進します。でも京都は古都としての魅力はもちろん、山並みや海なども素敵な場所ですから、視聴者のみなさんには、これまでとは趣きの違う、冬の「遺留捜査」をご堪能いただけるのではないかと思っています。
糸村はスーツにスニーカーが定番スタイルですが、以前、冬にお送りしたスペシャルでは彼もマフラーや手袋を着けたことがありましたので、新シーズンでももしかしたら糸村がちょっとだけ変わった扮装をすることもあり得るかもしれません。糸村は別にスーパーマンではないので、寒いときは寒いと感じるでしょうから……(笑)。そこはまたスタッフの皆さんと相談していきたいと思います。
視聴者へのメッセージ
「遺留捜査」が連続ドラマとして帰ってきたことを本当に喜ばしく思っています。これまでどおり、本質は変わらない「遺留捜査」をお届けしつつも、実は今回、“新たな風”が吹いてくる気配をどこからか感じております。2021年の冬、「遺留捜査」の新しい風をみなさまにお届けしたいと思っております。ぜひご期待ください。
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上川隆也「にわかには言葉にできない」、10周年迎える「遺留捜査」新章がスタート(コメントあり) https://t.co/RfyshAcxzb