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本作では、寺門の体験談を盛り込みながら、人気焼肉店「根岸苑」の息子・良人が母の味を求めて食の旅に出るさまが描かれる。NAOTOがうだつの上がらないライターの良人、土屋がネクスト・エイジの新人編集者・静香を演じ、石黒がネクスト・エイジ社長の新生英二に扮した。
寺門が本作について「全部、実体験です。リアルな体験を映画にすることができてうれしいですね」と喜ぶと、NAOTOから「タレを盗むシーンも本当にあった話なんですよね?」と質問が飛ぶ。寺門は「お店で食べていたときに本当に隣のテーブルでタレを盗んでいる人がいたんです。そのお店の店長がとがめることなく『盗め!』と言ってタレを渡しているのを見て、かっこいいなと思って」と裏話を披露した。
NAOTOは「撮影に入る前にお箸の持ち方を矯正する箸を買って使ってみたら全然食べられなくて。こんなに箸の持ち方がダメだったのかと驚きました」と振り返り、「でも毎日、その箸を使って食事をしていたら食べられるようになりました。この映画のおかげで箸の持ち方がきれいになりましたね」と語る。
良人とその母の微妙な親子関係を取り持つ静香を演じた土屋。親子関係について尋ねられると、突然涙を流し「愛情が深い分、すごく切ないなと思いました。私の母が『親だからできることもあるけれど、親だからこそできないこともある』ってよく言うんです。この作品で描かれていることってそういうことなのかなと思いました」と感想を伝えた。
NAOTOと初共演した石黒が「俳優が持っている集中力やアプローチと違う。心でやるっていう気持ちを感じてすごいなと思いました。とてもよかったです」とたたえると、土屋は「でもジモンさんも現場で、賢さんのお芝居を見て『さすがだな。絶対撮っておこう』と言ってましたよ」と報告。寺門も「現場でいきなり竹中という役名を“たけちよちゃん”と呼んで、一瞬ぎょっと驚いたんです。でも、そういうふうにあだ名で呼ぶ編集者もいるよなと思って。遊びの部分も自然に入れてくるところがさすがだなと思いました」と言及した。
イベント終盤には、11月25日に58歳の誕生日を迎える寺門にキャストからメッセージが送られる場面も。石黒は「映画監督は最高の職業の1つだと思います。2本目を撮らせてあげたいです」とコメント。NAOTOは「4年前、滋賀県の山奥、一面雪の中で初めてジモンさんにお会いして、『今こういう話を考えているんだけどやらない?』と言われました。そのときはまだ実現するかわからない状況だったけれど、もしも実現するときはぜひやらせてくださいと答えました」と思い返し、「それから4年経って、こうやって素晴らしいキャストの皆さんと映画を作ることができてうれしいです」と続ける。土屋は「ジモンさんに初めてお会いしたとき、いっぱい焼肉を食べました。そのあとにお好み焼きを食べたことは一生忘れません」と口にし、「ジモンさんが、情報番組で『お店の方が食材に似てくるとその店はおいしい』と言っていたんです。私にはジモンさんが牛に見えてきました」と伝えた。
「フード・ラック!食運」は公開中。
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ジモンさんが牛に見えた♪
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