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大正時代に富山で起きた米騒動を題材にした本作。漁村に嫁いだ主人公・松浦いとをはじめとするおかか(女房)たちが、高騰する米の価格に我慢の限界を迎え、ある行動に出るさまが描かれる。いとを演じた井上は「今日は私も富山県民として楽しみたいと思いますので、皆さんも最後まで楽しまんまいけ!」と富山弁で挨拶し、観客へ向けて「富山の皆さんのご協力なしでは完成しなかったので、最初に観ていただけるのはうれしいです」と感謝を述べた。
富山出身の室井は「『あれか、おらのところの裏の浜じゃないがけ?』とか、『あそこの銀行の跡ないやけ?』というところが随所に出てきます。観終わったら『きっとあそこやろ』と盛り上がる」と地元目線での見どころを紹介。さらに「私で室井家10代目。もしかしたら先祖が米騒動に参加していたかも。ここにこうやって立っているのもご先祖のお導き」と感慨を語った。
本木に米騒動の映画化を後押ししていたという志の輔は「『あんたがやらんで誰がやるがいね』。この言葉で実りました映画です」と、本木を動かした魔法の言葉を明かす。本木が「志の輔さんに脚本を書いてとお願いしたけどすぐ断られました」と返答すると、志の輔は「それは『あんたがやらんで誰がやるがいね』って言わなかったから。それを言ってれば引き受けた」とかわし、会場に笑いを起こした。また柴田は「1人ひとりがつらく切ない思いを抱いて、その小さい声がどんどん大きくなって。女性としては爽快な話」と本作をアピールし、故郷の富山で舞台挨拶することを母と約束していたという内浦は「泣きそう。母ちゃんやったよ!」と熱い思いをあらわにした。
本作に参加した多くの富山県民のエキストラに向けて「えらいパワフルやったちゃ! すごくパワーをもらいました」と語った井上。最後に「富山から女性たちの声や勇気が広がっていったように、この作品も富山から明るさや元気を届けていけたらいいなと思っています。たくさん笑って、楽しんでいってください」と呼びかけ、本木は「仕事柄、この映画を3回観たんですけど、3回とも感動した。皆さん世界初の試写なので、ラッキーです。米騒動と同じく、この作品も富山から全国へ広げていくために力を貸していただきたいと思います」とメッセージを送った。
「大コメ騒動」は2021年1月8日より東京・TOHOシネマズ 日本橋ほか全国でロードショー。1月1日に富山県で先行公開される。
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