福士蒼汰主演で「神様のカルテ」ドラマ化、初の医師役に「心を込めて臨みたい」

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夏川草介による小説「神様のカルテ」がテレビ東京系でドラマ化。福士蒼汰が主演を務める。

福士蒼汰

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夏川草介「神様のカルテ」書影 (c)夏川草介/小学館

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「24時間、365日対応」の病院で働く主人公・栗原一止(いちと)が、患者を救うことに向き合いながら成長するさまを描く本作。現役の医師である夏川が執筆した小説は第10回小学館文庫小説賞を受賞し、シリーズ累計330万部を超えるベストセラーとなった。また2011年と2014年には、櫻井翔と宮崎あおいの共演で映画化もされている。

ドラマ版では小説「神様のカルテ」「神様のカルテ2」「神様のカルテ3」「新章 神様のカルテ」をもとに、2時間のスペシャルドラマを全4話にわたって放送。ドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」の森下直が脚本を手がけ、「連続ドラマW セイレーンの懺悔」の村上正典、「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」の谷口正晃、「相棒」シリーズの橋本一が監督を務める。

初の医師役に挑戦する福士は、役柄について「今回僕が演じる栗原一止は、夏目漱石を敬愛していて、その影響で古風な言葉遣いをします。そのうえ一止はかなりの捻くれ者なので、周りからは変人扱いされてしまうのですが、芯の部分にある優しさを僕はしっかり受け止めました」と語り、「心を込めて臨みたいと思います」とコメント。夏川は「誰かを攻撃するのではなく、誰かを支えることによって、辛い世界に少しずつ明るい光が差し込む。そんな景色が、この作品を通じて少しでも多くの人に伝わってほしいと願っています」とメッセージを送った。

ドラマスペシャル「神様のカルテ」は2021年1月クールに放送。

※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

ドラマスペシャル「神様のカルテ」

テレビ東京系 2021年1月クール
※全4話

福士蒼汰 コメント

テレビ東京のドラマ初出演にして初主演となる感想

初めてご一緒させて頂ける事、率直にとても嬉しいです。しかも、今回は2時間×4話という新しい形式での挑戦をさせていただけるとのことで、今からとても楽しみです。一話一話のボリューム感があるので、メッセージの詰まった作品にしていきたいです。

オファーを受けたときの感想

過去に映画化もされたことがあるとても人気の原作ですし、僕自身もいつか医者という役に向き合ってみたいと思っていましたので、お話をいただいた時とても嬉しかったです。専門的な職業ならではの難しさは計り知れませんが、医療についての知識や心構えなど追求していきたいと思います。

原作・台本を読んだ感想

心がぎゅっと締め付けられるような、でもそんな縛りからそっと救ってくれるようなお話だと思いました。誰もが抱える悩みや不安を、周りの人間が優しく包み込んでくれる温かさを感じました。
一止の仕事は病院の先生としてただ治療することではなく、どうしたら患者が人生に思い残すことなく最期の日を迎えることができるのかというような、ある意味道しるべの掲示なのかもしれないと思いました。一人では不安な、そのときに向かっていく中で、どのように辿り着くかは医師の導き次第なのかもしれません。
演じるにあたり、そのような部分をしっかりと意識して取り組んで参りたいと思います。

栗原一止という役を演じるにあたっての思いや意気込み

今回僕が演じる栗原一止は、夏目漱石を敬愛していて、その影響で古風な言葉遣いをします。そのうえ一止はかなりの捻くれ者なので、周りからは変人扱いされてしまうのですが、芯の部分にある優しさを僕はしっかり受け止めました。
文学を愛する人はどこか自分の人生までもストーリーの一行一行のように捉えているように感じます。そんな彼の一行を確かなものにするために、心を込めて臨みたいと思います。

視聴者へのメッセージ

まるでノンフィクションのようにメッセージ性の強い作品だと思います。自分の大切な人をもっと大切にしたくなるような、温かい作品にしていきたいです。頑張って参りますので、ぜひ放送を楽しみにお待ち下さい。

夏川草介 コメント

テレビ東京で「神様のカルテ」がドラマ化すると聞いたときの感想

テレビ東京と聞いただけで、なんとなく明るい気持ちになったのは、子供のころ色々なアニメを見せてもらった愉快な思い出があったからです。コロナ騒ぎで医療現場は混乱をきわめ、殺伐とした毎日でしたが、愉快な思い出とともに楽しいニュースが届いたので、今しばらくは医師を続けられそうです。

主人公・栗原一止を福士蒼汰が演じると聞いたときの感想

長身、イケメンの主人公なら、私の周りの看護師たちも大いに喜んでくれます。ただ間違いなく私のもとには、彼女たちからの「先生には似ていないわね」という見当違いのひと言が飛んできます。笑顔で聞き流せるように、今から心の準備をしておきます。

注目してほしいシーン

ひとつひとつのシーン以上に、それぞれの人物の生き方を描いた作品です。勧善懲悪でも、弱肉強食でもない、人間の優しさや美しさといったものが伝われば嬉しく思います。

視聴者へのメッセージ

辛いことの多い世の中です。辛い世の中になっている原因の多くは、ウイルスや気候変動や日経平均株価にあるのではなく、人間の心の在り方にあると私は思っています。誰かを攻撃するのではなく、誰かを支えることによって、辛い世界に少しずつ明るい光が差し込む。そんな景色が、この作品を通じて少しでも多くの人に伝わってほしいと願っています。

田辺勇人(プロデューサー・テレビ東京制作局ドラマ室)

シリーズ累計330万部を超える夏川先生の大切な原作をお預かりし、2時間×4話の計8時間というテレビ東京としては前例のない試みで、ドラマ「神様のカルテ」を制作します。

「24時間、365日対応」の地方病院で働く内科医・栗原一止を通して、地域医療の現実、医師や看護師の苦悩や葛藤、患者の想いなどを描きながら、命を見つめる普遍的な人間ドラマを紡ぎます。
主演は、テレビ東京初出演で初主演となる福士蒼汰さん。死に直面した患者と残された家族に寄り添う、古風で風変わりな主人公・栗原一止を演じて頂きます。医療ドラマのリアリティの中で、実直で少し寓話的なキャラクターを演じきれるのは、優しさや温かい雰囲気の中に意志の強さを持つ福士さんだと思い、今回オファーさせて頂きました。今まで見せたことのない福士さんの姿にもご注目下さい!

「神様のカルテ」は天才的な医師が登場して、奇跡的に患者が助かるような医療ドラマではありません。真摯に“命”と向き合う一止の姿を通して、視聴者の皆さんの心に悲しみや苦しみだけではない確かな希望が残るドラマにしたいと思っています。これから発表される素敵なキャストや実力派のスタッフと共に今の時代だからこそ意味がある、人の心に寄り添うヒューマンエンターテインメントをお届けします。ぜひご期待下さい! 宜しくお願いします。

「神様のカルテ」に登場する全ての人が、明日を生きる誰かの光になりますように──。

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(c)テレビ東京

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