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吾峠呼世晴によるマンガ「鬼滅の刃」をアニメ映画化した本作。主人公の竈門炭治郎や炎柱・煉獄杏寿郎が、“無限列車”で下弦の壱の鬼・魘夢と戦うさまが描かれる。花江が炭治郎、鬼頭が炭治郎の妹・禰豆子に声を当て、下野は我妻善逸役、松岡は嘴平伊之助役で参加した。
まずそれぞれ演じたキャラクターの魅力や印象について尋ねられたキャスト陣。花江は炭治郎について「優しく心がきれい。まっすぐで折れないハートを持ってるところを尊敬しています」と述べ、鬼頭は「この兄妹はお互いを大事に思っています。優しいお兄ちゃんだから、禰豆子は鬼になってもなお一緒に闘い続けられるんです」と話した。また「『お兄ちゃん大好き』という気持ちを忘れずに禰豆子を演じるようにしています」とも続ける。
アフレコについて質問を受けると、花江は「化学反応があった。1人が本気を出したら、それを上回ろうとするような気合いが皆さんにあって。それがぶつかりあってできたものがこの映画です」と回想。松岡は「これで声優人生終わってもいい!と思いました。これ以上いったらまずいってときが来ても、明日なんか知らん!って」と喉を案じながらも、思いが止められなかったことを明かした。下野は「テレビシリーズから変わらず魂を込めて、まさに命を削ってやってたけど、劇場版はさらにだったね」とアフレコを懐かしむ様子を見せる。
LiSAは、作曲を担当した梶浦由記ともに台本を読んだうえで歌詞を制作した。原作の中でも無限列車編は好きなエピソードだったと述べ、「劇場で作品を観て、そのままひたってお家に帰れるような、ある種作品を引きずって帰ってしまうような言葉遣いにしました。作品に寄り添いながら作らせていただきましたね」と説明。下野が主題歌の流れる予告編を「すごい感動が生まれた」と絶賛する場面もあった。
「炎の呼吸」を使う煉獄にフォーカスを当てる本作。花江は「今回は“柱”としての煉獄。柱とは何か、鬼殺隊とは何かということに加え、1人の人間としての意志の強さが描かれています」と見どころを話し、「炭治郎たちに説得力がある言葉を掛けてくれ、『兄貴! 付いて行きます!』という気持ちにさせられるような男です」と魅力を語った。
イベント終盤には、花江のカウントダウンで東京スカイツリーが炎色に点灯する場面も。登壇者たちはその輝きに喜びの表情を見せていた。最後に花江は「人の思いが紡ぐ力を劇場でぜひ感じていただきたいです。そのときに大切な人や家族を思って盛り上がってくれたら」とアピール。笑顔でイベントの幕を閉じた。
外崎春雄が監督を務めた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、10月16日より全国でロードショー。
※禰豆子の禰はしめすへんに爾が正式表記
※煉獄杏寿郎の煉は火へんに東が正式表記
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龍我洋輔 @kishi1964101482
「鬼滅の刃」アフレコを花江夏樹が回想、松岡禎丞は「これで声優人生が終わってもいい」 https://t.co/3C4khzqVnc #スマートニュース