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長野のりんご農家を父親と一緒に切り盛りしながら、週末はお笑いライブに出演する実を主人公とした本作。“母親の死後、笑わなくなった父親を笑顔にしたい”という秘めた思いを抱えた実が、父親の願いに背きお笑い芸人を目指す姿を描く。まんじゅう大帝国の所属事務所・タイタンのマネージャーである八木が、第3回未完成映画予告編大賞 MI-CANで堤幸彦賞とMI-CAN男優賞を獲得した企画を自ら映画化した。この日のイベントには、竹内の相方である
初演技にして初主演を務めた竹内は「無縁な世界だと思っていたので、正直監督が演出で『こうです!』って言うのをわからないままやっていましたね。知ったかぶりをしてなんとか乗り越えました(笑)」と冗談交じりに述懐。まんじゅう大帝国のマネージャーでもある八木が監督だったことが大きな助けになったそうで「何年も一緒に付いてもらっている人なので弱音を吐けたし『わからない』って言えばわかりやすく教えてくれたりして、伴走してくれたので、なんとか形になりました。感謝ですね」と頭を下げた。
本作にはタイタンのトップに君臨する
田中のマネージャーを4年間務めた経験もある八木は「我らがタイタンのトップに演技指導をすることはできないなと思っていたので、早めに台本を渡したんですよ。なのに読んでいないことが当日に判明するという衝撃のカウンターパンチ。これは波乱の幕開けだなと思いました」と振り返りつつも、「そのおかげでラジオの生々しさが出たので、逆に助けてもらった感じで感謝しかないですね」としみじみと続けた。
「実りゆく」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開中。
※動画は現在非公開です。
映画ナタリー @eiga_natalie
「実りゆく」爆笑問題が台本読まずに現場入り、監督は「波乱の幕開け」
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