寮を抜け出しナイトクラブへ…タクシーではしゃぐ主人公捉えた「パピチャ」冒頭映像

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パピチャ 未来へのランウェイ」の冒頭映像がYouTubeで公開された。

「パピチャ 未来へのランウェイ」ビジュアル

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アルジェリアで1991年に始まった内戦“暗黒の10年”を背景にした本作。過激派イスラム主義勢力によって横行していた弾圧の真実が、ファッションデザイナーを夢見る大学生ネジュマの視点から描かれる。リナ・クードリがネジュマ、シリン・ブティラが親友のワシラを演じた。

「パピチャ 未来へのランウェイ」

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国連が採択する国際ガールズ・デーである本日10月11日に解禁された今回の映像。ナイトクラブに繰り出すため、ネジュマがワシラと大学寮を抜け出してタクシーに乗り込むさまが収録されている。音楽がかかった車内でドレスアップを始める2人に運転手が苦言を呈するシーンや、銃を携えた男たちによる検問所が前方に見えたことで慌てるネジュマらの様子も。

17歳までアルジェリアで暮らした本作の監督ムニア・メドゥールは、「あの時代を描きたいというのが出発点だった。海外では1990年代のテロ映像を目にすることは多いけど、実際の生活は知られていない。だからこの映画ではアルジェリア社会の内側を見せたかった。その中心は少女たちの小さな世界、繭のように心地のいい女性たちの世界よ。彼女たちを中心に当時の闘いを描きたかった」と語る。また「脚本を書いているときから、音楽は1990年代のものを使うと決めていた。アルジェリアの若者たちは、世界中のほかの国の若者と同じ音楽を聴いていた。彼らと同じヒット曲を聴いて踊り、お祭り騒ぎをしてたの」と当時の思い出を振り返った。

またネジュマたちが劇中でファッションショーを行うという選択をしたことにちなみ、「選択」をテーマにしたエッセイ連載企画「マイ・チョイス-わたしがした、自分らしく生きるための選択」が映画公式noteで本日始動。第1弾として小説家・柚木麻子によるエッセイ「『守りたい』の殺意」が掲載中だ。今後はジャーナリストの伊藤詩織、作家でラブピースクラブ代表の北原みのり、ヤン ヨンヒなど10名以上によるエッセイがアップされていく。

「パピチャ 未来へのランウェイ」は、10月30日に東京 Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。なおタイトルの“パピチャ”は、“愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性”という意味を持つアルジェリアのスラングだ。

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(c)2019 HIGH SEA PRODUCTION - THE INK CONNECTION - TAYDA FILM - SCOPE PICTURES - TRIBUS P FILMS - JOUR2FETE - CREAMINAL - CALESON - CADC

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