イベント「渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by『
イーピャオ原案による小山ゆうじろうの同名コメディマンガを、
このイベントは、本人役で映画に出演しているDJ KOOのDJプレイで幕を開けた。そしてからし色のスーツで登場したアゲ太郎役の北村は、作品の魅力を「アゲ太郎はどうしようもない男の子で、遊びながら暮らしているしキャベツの千切りだけしている。でもヒロインの苑子ちゃんに恋をして音楽と出会い、とんかつもフロアもアゲていきます。音楽映画でもあり、笑える映画でもあり、1人の男の子のサクセスストーリーにもなっています」と紹介した。
苑子役の山本は、北村が変顔で顔をほぐしてから撮影に臨んでいる姿を見ていたという。「一生懸命だなって思いました。あとアゲ太郎が……ちょっとわがままボディでしたよね。渋谷の街を走る姿とかがかわいらしくて仕方ないんです。太ももがムチムチで(笑)」と証言する山本に、北村は「当時何も考えずに飲み食いしていたので今よりも8kgくらい太っていて……。でもふたを開けてみれば、とんかつ屋の息子はプヨプヨでいいじゃないかと思いました」と笑う。マラソンウェアで渋谷を走るシーンについて、北村は「(ウェアが)ほぼ裸なんですよ。ピチピチだし、太ってるし。最初は恥ずかしかったんですけど、1個ギアを入れないとと思って、すべてを捨てて走り回りました」と回想した。
カリスマDJ・屋敷役の伊藤は、北村と2016年のドラマ「仰げば尊し」以来の共演を果たした。伊藤は「昔2人で『売れような』って言いながらバスに乗って帰ったこともあったので、最後のシーンではいろんな感情がこみ上げました。あのシーンはうれしくなっちゃって、素に戻ってたよね」と2人で臨んだクライマックスシーンに言及。北村も「これはアツすぎるねって言って、本当に気持ちがアガってた」とうなずいた。
加藤、浅香、栗原は、アゲ太郎の幼なじみである三代目道玄坂ブラザーズ役を務めた。役作りについて加藤は「二宮監督が、お芝居をやりながら人生ゲームをする場を用意してくださって。みんなでワイワイやりながら、素で遊んじゃった(笑)」と明るく語る。北村に「加藤諒くんは朝から晩までこのままで、それに救われる瞬間があった」と感謝された加藤は「監督に『お母さんみたいになって』と言われたので、みんなのお母さんみたいに支えてあげられたらなと思って」と笑顔を見せた。
イベントには“いい肉”にちなんだ129人のファンがリモートで参加し、キャストも含め一斉にとんかつを食す場面も。とんかつをしっかり味わった北村は「今までの映画の完成披露では、DJプレイで始まり、途中でとんかつを食べることなんてなかったので、特別なイベントになっているなと思う。もう、人生でこんなことないでしょうね」と笑った。
最後に、父・揚作役のブラザートムがコロナ禍の状況などを踏まえて「できる限りエンタテインメントが衰退しないようにしていきたい。この映画をどんと出せることをうれしく思います」とコメント。そして北村は「音楽と芝居をやっている者として、今のエンタテインメントの状況について考えながら過ごす日々を送っていました。この状況で音楽、笑い、そして人間の成長を描く映画を世に出せることを幸せに思います」と挨拶した。
「とんかつDJアゲ太郎」は10月30日より全国ロードショー。
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