河瀬直美が審査員長を務めた2017年の第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中からグランプリに選ばれた企画を映画化した本作。天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた英一が、ふとしたきっかけで出会った将棋AIのプログラミングにのめり込み、かつてのライバルと再戦を果たすさまが描かれる。自ら生み出したプログラムにAWAKEと名付ける英一を吉沢、英一のかつてのライバルであり若手棋士として活躍する陸を
ポスタービジュアルには、大学のAI研究会で将棋ソフトの開発に勤しむ英一が捉えられた。「それは、どん底から目覚めた僕が見つけた、最高の悦び」というコピーが添えられている。
このたび、本作をひと足早く鑑賞した著名人のコメントも到着。
※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記
伊藤かりん(タレント / 将棋親善大使)コメント
私はアイドル時代何を頑張ったらいいのか道に迷っていた時「将棋」に出会い、私のアイドル人生は充実したものになりました。
この映画では暗闇に迷い込んだとしても、一筋の光を信じて頑張ることの大切さが改めて学べました。
犬童一心 コメント
行ったことのないステージに立ちたくて、全てをそれにつぎ込んでいく。
そのことの価値を分かち合える人がいることの幸福。
男と男が見つめ合うだけでグッとくるシーンが溢れている。
しかもそれが吉沢亮だからずるい。ずるいけど、とっても嬉しいです。
歌広場淳(ゴールデンボンバー)コメント
何をやっても鈍臭い僕は「勝ち負けのない世界」に行きたいとよく考えていました。ただ、勝ち負けのない世界に行くためには勝ち続けなくちゃいけないことが辛かった。でも、こんな方法があったんですね。AWAKEと出会えて良かった。
志茂田景樹(作家 / よい子に読み聞かせ隊隊長)コメント
人間の血汐が勝つか。
AIの冷徹が勝つか。
だが、これは前哨戦に過ぎない。AIが我々の全てを超えたとき、
何が起きるのか。それを問われているのだ。
保木邦仁(電気通信大学准教授 / コンピューター将棋Bonanza開発者)コメント
理系人間の挫折と成功を描く本作。ラストシーンは万感胸に迫るような展開。まさか、将棋人工知能がここまで魅せるなんて!
情報技術をもう少し身近に感じてもらいたい。本作は様々な人々に覚醒を促す。
茂木健一郎(脳科学者)コメント
将棋と人工知能のどちらの「オタク心」も満足させる、絶妙な脚本にうなった。徹底的にリサーチして見応えのある映画に結実させた山田篤宏監督の深い芸術愛にリスペクト。脳が目覚める傑作です。
山下敦弘 コメント
良い脚本に良い演出、良い撮影に良い役者。
「AWAKE」を観ていて面白い映画を作るには、ただただ真摯に丁寧に作っていけばいいんだ、という当たり前のことに気付かされました。
ほとんど会話を交わさない二人の男の物語で、こんなにもドラマチックな映画になるなんて…。
目が覚めました! 明日から頑張ります。
山本さほ(マンガ家)コメント
夢を叶えた一人の後ろに、夢に破れたたくさんの人がいる。
心の中にある何かを奮い立たせる映画でした。
夢に破れ、負け癖がついてしまっていた十代の頃の私に、この映画をみせてあげたい。
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銀杏(ぎんなん)@将棋ライター @ginnan81
吉沢亮主演「AWAKE」公開日はクリスマス、犬童一心や山下敦弘からコメント https://t.co/XiGZta3oHJ