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昭和最大の未解決事件に翻弄される男2人の姿を描き出す本作。小栗が事件を追う記者・阿久津英士、星野がテーラー曽根の2代目店主・曽根俊也を演じ、ドラマ「MIU404」の野木亜紀子が脚本を担当した。
会見は約1500人が収容できるホールのステージ上で、無人の観客席を背に行われた。小栗は客席を見回しながら「ある種すごく贅沢ですよね。やっぱりお客さんが入っている姿を早く見たいです」としみじみ。星野は「公開できるかずっと不安だったのでこういうふうに集まれただけでも感激しています」と心境を吐露した。
先月完成したばかりの本作をひと足先に鑑賞した小栗は「自分が出演している作品ですが、いろんなことを考えながら飽きることなく観てしまった。心をわしづかみにされるシーンもあって有意義な時間を過ごせる映画になっていました」と感想を伝えた。星野は「映画にしかできないメッセージを受け取れました。観終わってから小栗くんと『土井さんすごいね』と電話して。土井さん、本当にすごいっす」と、塩田は「待ちに待った重厚な社会派作品が誕生したなと胸が熱くなりました。監督すごいですよね!」と賛辞を贈って土井を照れさせる。
オファーを受けたときのエピソードを聞かれると小栗は「この作品に参加しない手はないなと思うくらい、原作の持つエネルギーと緻密なストーリーに感動しました」と答え、星野は「小栗くんがこの役をやるというのがフレッシュに感じられました。阿久津は、パッと見はくたびれた普通のおじさんなんですよ。挫折を経験していて、人の気持ちをちゃんと見られる人。小栗くんが演じるのを早く見たかった」と述べる。映画では初共演となる2人。小栗は「これまではちょっとしたファン心理で、ただただ会えることを喜んでいたんです。今回いろんな時間を過ごして、星野さんを知っていけてうれしい出会いでした」と、星野は「食事の場でしか会っていなかったので、“わいわい状態”の小栗くんしか知らなかった。現場では役に対して丁寧に向き合っている方。2人ぼそぼそとずっと会話をしているのがすごく楽しくて一気に好きになりました」とお互いについて語り、小栗は星野の言葉を受けて「僕もとっても好きになりました」と笑顔を見せた。
続いて「好きなシーンは?」と質問が飛ぶと、小栗は悩みながら「高田聖子さん演じるキャラクターが、あるエピソードを俊也に話す場面。うわあ、すごいな……と感じました」と思い入れたっぷりに語る。星野は「MIU404」でも共演した橋本じゅんの出演シーンを挙げてから「じゅんさんのテンションがすごくて、もうちょっと抑えてくださいと言われていて(笑)」「じゅんさんはこの作品のキーマン。でもめちゃくちゃおっちょこちょいでうかつなので、そこを楽しみに観ていただけるとこの作品のまた違った面白さが感じられるのでは」とレコメンドして、小栗と「僕らが挙げた2人は劇団☆新感線ですね」「やっぱり劇団☆新感線はすごいですね」と笑い合った。
「罪の声」は10月30日より全国ロードショー。
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原作:塩田武士(講談社文庫)