大学生の息子がストーカー殺人を起こした有名週刊誌の副編集長・志賀倫成を主人公とする本作。志賀はスクープを追う側から一転、凶悪事件の容疑者家族として、世間からバッシングを受ける日々を過ごす。絶望の淵に立たされる中、ある出来事をきっかけに息子の事件の真相に迫っていく。
岡田が演じるのは、志賀の息子が引き起こした事件によって両親を奪われた女子高生・星野奈々美。容疑者が死亡したことで、彼女はその父親である志賀に恨みを募らせていく。
WOWOWドラマ初出演となる岡田は、中山七里による原作小説について「優しくも力強く切り込んでいくこの熱い作品、登場人物が皆何かを信じて走り続けている姿に、私は心を打たれた一人です」とコメント。さらに「SNSや報道のあり方が考えられているこの現代に斬り込んでいく作品だと思うので、ご覧になった方が一人でも何か感じるものがあったら嬉しいです。夜がどれほど暗くても。その暗闇の先までをご覧いただきたいです」と述べた。
全4話の「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」は、11月22日に放送開始予定。毎週日曜22時からWOWOWプライムでオンエアされる。
岡田結実 コメント
オファーを受けて
WOWOWのドラマに出演させていただくのも初めてですし、今までの私の少ない役者経験の中では、明るい役や楽しい役を演じることが多かったので、その中で星野奈々美を演じるという事は私にとってはある意味チャレンジです。お話をいただいた時は、興奮と同時に不安がありました。
未だに私でいいのかな、なんて思ったりする日もあります。
そして私が初めて連続ドラマに出させていただいた時も中山七里先生のお話でしたので、あの時の想いをリベンジできるように努めたいです。
本を読んだ時の衝動的な感情、そしてドラマに携わるスタッフさんの想い、周りの役者さん方のエネルギーを存分に蓄えて、私なりの星野奈々美との重なりを表現できるようになりたいという気持ちで、今はいっぱいです。
脚本や星野奈々美の印象について
「夜がどれほど暗くても」というタイトルにあるように、この作品を読んでいて登場人物は皆、暗闇の中を走っていると感じました。光が何処にあるかはわからない、だけど、ただただひたすらに自分の信じるものを信じ走り続けている姿。その先に光が無くても信じるものを信じ続ける力。その姿に、私も一緒に走れるんだと思ったら嬉しく感じました。
世間でも問題視されているSNSや報道のあり方。振り回す側だった本人が、振り回される側に回った時にどうあろうとするのか。今この現代に強いメッセージ性をもたらしてくれるんじゃないかと思いました。
そしてその中で奈々美には、沢山のものの中で振り回されながらも、絶対に曲げない力を感じます。
脚本を読んでいて私は、どんどん変わっていく奈々美に勇気づけられました。
私の演じる奈々美も、少しでも誰かの希望の星になれるように演じようと思いました。
視聴者へのメッセージ
中山七里先生の優しくも力強く切り込んでいくこの熱い作品、登場人物が皆何かを信じて走り続けている姿に、私は心を打たれた一人です。
SNSや報道のあり方が考えられているこの現代に斬り込んでいく作品だと思うので、ご覧になった方が一人でも何か感じるものがあったら嬉しいです。
夜がどれほど暗くても。その暗闇の先までをご覧いただきたいです。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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