仲村トオルと岸谷五朗主演で横山秀夫の小説がドラマ化、対照的な刑事2人を描く

仲村トオル主演ドラマ「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」と、岸谷五朗主演ドラマ「横山秀夫サスペンス モノクロームの反転」がテレビ東京の月曜プレミア8枠で放送される。

横山秀夫の連作短編集「第三の時効」に所収されている小説をもとにした両作。山梨県警本部の強行犯捜査係で班長を務める2人の男の姿が描かれる。仲村が演じるのは強行犯捜査係一課・通称一班の班長で“青鬼”の異名を持つ孤高の刑事・朽木泰正。鋭い洞察力と経験をもとに事件を解決に導く彼が率いる一班は、県警の検挙率トップを誇る。そんな一班に対抗心を燃やしつつ、強行犯捜査係を引っ張る三課・通称三班の班長・村瀬恭一に岸谷が扮した。朽木とは対照的に、本能と直感を武器に捜査を展開する刑事という役どころだ。

朽木を主人公とする「沈黙のアリバイ」は、パチンコ店の現金輸送車を襲った強盗殺人事件を巡る物語。仲村、岸谷のほか音尾琢真、忍成修吾、飯田基祐、内田朝陽、尾上寛之、白石隼也、脇知弘、石井正則、東根作寿英、水崎綾女、岩松了、平田満がキャストに名を連ねた。村瀬を主人公とする「モノクロームの反転」では、とある一家刺殺事件に一班と三班が挑むことになる。仲村、岸谷のほか福士誠治、新山千春、平山祐介、堀部圭亮、今野浩喜、石垣佑磨、今井悠貴、飯田、内田、尾上、白石、水崎、岩松、平田が出演した。

テレビ東京ドラマ室プロデューサーの木下真梨子は「本作では、主人公が入れ替わるという新しい試みも見どころの一つです」と述べ、「両作品を見ることで、2人の関係性や事件に対する思い、全く違う視点で事件を見つめる姿が浮き彫りになり、朽木と村瀬という『静』と『動』の刑事による2人の生き様や事件に対する思いを感じ取っていただけると思います」とコメントしている。

「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」は10月26日20時から、「横山秀夫サスペンス モノクロームの反転」は11月9日20時からオンエア。両作とも青島武が脚本、麻生学が監督を担当した。

月曜プレミア8「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」

テレビ東京 2020年10月26日（月）20:00～21:54
※テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送でもオンエア

月曜プレミア8「横山秀夫サスペンス モノクロームの反転」

テレビ東京 2020年11月9日（月）20:00～21:54
※テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送でもオンエア

木下真梨子（プロデューサー）コメント

数多くの名作を世に送り出してきた横山秀夫さんの作品の中でも、警察小説の金字塔と呼び声の高い、短編集「第三の時効」。その中から警察内部の人間関係やキャラクター、ミステリーとしてのどんでん返しが特に多くの人を惹きつける「沈黙のアリバイ」「モノクロームの反転」の2作品を映像化できると決まった時は、身が引き締まる思いでした。
本作では、主人公が入れ替わるという新しい試みも見どころの一つです。「沈黙のアリバイ」では仲村トオルさん演じる朽木を主人公に、個性派揃いのキャストが物語を盛り上げてくださっています。一方の「モノクロームの反転」では岸谷五朗さん演じる村瀬を主人公に、仲村さん演じる朽木とぶつかり合いながらも、刑事のプライドを掛け、事件に挑む姿を描いています。
両作品を見ることで、2人の関係性や事件に対する思い、全く違う視点で事件を見つめる姿が浮き彫りになり、朽木と村瀬という「静」と「動」の刑事による2人の生き様や事件に対する思いを感じ取っていただけると思います。
仲村さん、岸谷さんをはじめ、数多くの実力派のキャストの皆さんが、思いっきり事件にぶつかる姿は本格的ミステリーとして見ごたえのある作品になっていますので、ぜひ、ご覧ください。